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村上春樹の現在地 「街とその不確かな壁」まで

吉田春生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779129391
ISBN 10 : 4779129397
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

引き裂かれた村上春樹―文学とダークファンタジー。『ノルウェイの森』などで青春小説の頂点に達した村上は、その後、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』などの怪奇な場面を描くダークファンタジーの世界へと傾斜していった。新作『街とその不確かな壁』は村上ワールドに変化の兆しが見られる。これから彼は何処へ向かうのか!

目次 : 川本三郎の書評を読む/ 第1部 文学としての村上春樹(剽窃とスポンテニアス―村上春樹の方法/ 幻視から幻想世界へ―転換点としての『ダンス・ダンス・ダンス』、そして『ねじまき鳥クロニクル』へ/ 『ノルウェイの森』の系譜―源流としての『街と、その不確かな壁』から『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』まで)/ 第2部 エンターテインメントとしての村上春樹(ダークファンタジーとしての『ねじまき鳥クロニクル』/ 『海辺のカフカ』について)/ 結局、村上春樹とはどのような作家なのか/ 補論 『街とその不確かな壁』が明らかにしたこと

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 広井啓

    文學界「街と、その不確かな壁」を再読すべく、国立国会図書館のHPを見ていて本書を知った。村上春樹の小説には既視感がある、それは剽窃ゆえとの指摘には賛同し難い。剽窃はないだろう。作風が次第にダークファンタジー系にシフトして行った、これは首肯出来る。村上春樹は読ませる物語作りを指向した結果、整合性や現実性、論理性、着地点などを自ら問わなくなった。彼の小説が難解と言われ、激しく好き嫌いが発生する所以がその辺りにある。あれこれ言わずに文体や物語を愉しめる人には歓迎され、そうでない人には拒絶される、無論私は前者だ。

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