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夏の前日 1

吉田基已

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784063106244
ISBN 10 : 4063106241
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan

Product Description

甘く切なく擬(もど)かしい、ふたりの長い夏の前日。

日吉ヶ丘芸術大学4年生・青木哲生。月下画廊店長・藍沢晶。衝撃的な一夜を過ごし始まったふたりの関係は、恋人と言うには、まだ拙い恋愛――。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 蝶よ花You

    「夏の前日」。この題がこの作品を如実に表している。夏ほど暑く苦しくはないけれど、夏に近いくらいの熱量を持ち、時折息苦しさを感じる。そんな空気感を持った作品。男女の恋愛模様を描いてありますが、少女マンガでよくある「好き→頑張る→付き合う」の方式ではなく、「好き→欲しい→手に入れる」の方式。しかも、前述のようなゴール地点の定まったものではなく、そこからの男女の機微が主軸。なので、モノローグまで細かく個人の感情・想いの一つとして丁寧に描かれている。大人が読みたい恋愛作品です。

  • yoshida

    再読。書店で表紙とタイトルで購入。当たりでした。絵が好き。また、作品の雰囲気が明治、大正頃の文豪が書いた気持ちにさせる。晶が和服で年上のためパトロンてこんな感じだろうかと思う。自分の大学時代を思い出す。女性目線の描写が多いので新鮮。

  • たかはし

    恋風以来、久々に吉田作品を読んだ。前回は主人公の髭があまりに受け付けなくて撃沈し、吉田作品の魅力を一切分からぬまま離れてしまったが、今作では嘘のようにドップリとハマれて吉田漫画の良さを認識!これは……本当に面白いっ!余談だけど、BLってマイノリティながらもベッドシーンは充実してて読者の心も満たされてると思う。一方でマジョリティーであるはずの男女の恋愛漫画には、ベッドシーンまで描かれてる作品って極めて少ない気がする。ただ、この作品に限ってはそんな不満が解消するほど濃厚な絡みで、これが私の求めていたものだと。

  • まきこ.M

    レンタルにて5巻まで読了。大人の恋愛描写有り。コマの一つ一つのアングル、背景、表情、そして絵のタッチが情景として瑞々しく浮かんでくる美しさ。絵を描く事やその周りに現実に対してをえんえんと真っ正直に悩んでいる姿は、『ハチミツとクローバー』を思い出す。彼がみる世界はどんな風にうつっているのだろう。夏にある暑苦しさと情熱と静謐さが混じり合う、作品の中に漂う空気感は、時々酔ってしまいそう。

  • なると

    男性作家が画く恋愛ものが読みたいなと探していて、なんとなく昭和風味の着物のこれいってみようと読んでみた。表紙のしとやかなお着物の知的な女性、年下のかわいいDT男子をペロリとたいらげておりました。若い男子が喪失する際の憧れの定番。でもこの純情イケメン、まだ名前も知らぬ同年代の女の子がなぜか気になる模様。恋を知らない青年が体は年上、心は同年代女子で悩む展開でしょうか?だとしたら贅沢な子ですね。

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