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おたのしみ弁当吉田健一未収録エッセイ 講談社文芸文庫

吉田健一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062902182
ISBN 10 : 4062902184
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

様々な紙誌に掲載された単行本未収録エッセイを集成。酒食、身辺雑記から政治、文学・書評まで、機知とユーモアに満ちた待望の一冊。

【著者紹介】
吉田健一 : 1912・3・27〜1977・8・3。批評家・作家。東京都生まれ。ケンブリッジ大学中退。外交官の父吉田茂(後の首相)の任地に従って中国、フランス、イギリスで育つ。1931年、大学を退学して帰国。ポーやヴァレリーの翻訳から文学活動を開始し、39年、中村光夫らと同人誌「批評」を創刊。戦後は翻訳、評論、随筆と一挙に幅広い活動を始め、言葉による表現の重要性を唱えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tonpie

    書名から、また酒と食い物の話だろうと思ったら、違っていました。単行本未収録の書評やマイナーな媒体に出した社会評論的なエッセイが集まっていて、若い頃の文章のためか、著者のトレードマークである、いつまでも句点にたどり着かない、うねるような独特の文章はほとんど顔を出さない。 ↓

  • うた

    なぜお酒を飲み、美味しいものを食べ、音楽を聴き、本を読むのか。それは楽しいからである。なんだか開きなおったかのような至極まっとうな答えではあるが、若き日の煩悶を通り抜け、様々な書物を読んだ結果たどり着いた境地と考えるとまた感慨深い。

  • 渡邊利道

    身辺雑記的なものと文芸批評的なものの二部構成。短い書評や現状への批判にいくつか読むべきものがあるが、これは前著ほど読ませるものではなかった。マルクス伝についての文章は途中からほぼ伝記をまとめているだけになっていて、吉田健一はあまりマルクスには関心がなかったと見える。小林秀雄と一線を画すのもそこらあたりに一因があるかもしれない。

  • ラム

    単行本未収録随筆集第2弾 昭和20年代から死の年まで 請われるままに各紙誌に掲載されたものが多く、Tは玉石混淆感が Uの書評、紹介文が充実 「若き日の思索」で「本を読んでいても、自分が読んでない本が幾らもあることを忘れることができず、ゆっくり味わっていられなかった」と思わず苦笑 「名作をいかに読むか」からの5編やシュワルツシルト「人間マルクス」の書評、オーウェル「一九八四年」評に感銘

  • 古本虫がさまよう

    「”世界の末日”と”一九八四年”--人間性を描く未来記」「オォウエルについて」「おたのしみ弁当」などが面白い。 「おたのしみ弁当」は、千趣会の「駅弁パノラマ旅行」という雑誌に掲載されたようだ。横川の「峠の釜めし」などから始まるエッセイ。オーウェルに関しては、吉田氏は文藝春秋新社から出た『一九八四年』を訳している。 「オォウエルについて」は、「日本読書新聞」(昭和25年2月1日)掲載のもの。「ジョオジ・オォウエルが死んだ」の書き出し。昭和25年1月21日に急逝したから、それを受けてのものだったのだろう。

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