Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• itica

  読了日：2025/11/15

  何とも言いようのない静かな怒りと、喜久雄に対する激励の思いが胸に宿った。極道の家に生まれ、何の因果か歌舞伎の世界に身を投じることになった喜久雄だが、まさに波乱万丈の人生を送っている。ああ、どうしてこうなるのかと無性に腹が立つ。どこの世界にも表と裏があるのだろうけれど…。これからの行方が気にかかる。

• ううちゃん

  読了日：2025/09/19

  映画鑑賞前に読もうと思っていたけど、上巻だけで時間切れ。ヤクザ者の息子喜久雄が歌舞伎役者の部屋子となり、そこの息子俊介とともに芸を磨いていく。水を得た魚のように生き生きとする喜久雄が魅力的。役者の性分がこれでもかと描かれていた。血筋も大切だが、芸のカリスマ性は見過ごせない。それでも最後に呼ぶ名が…切なかったなぁ。下巻へ。

• さこぽん

  読了日：2025/10/08

  国宝と任侠から、カッチンコッチンの固いのを想像していたけど全然違った。　芝居のような語り口とマンガちっくな展開で”笑って”楽しい読書時間だった。　兄貴的存在の「徳次」←好き　が映画では冒頭しか出てこないと聞いて驚き。喜久雄に寄り添い支え続けた重要人物なのに。ぜひこの原作を読んで徳次を見てほしい。

• fubuki

  読了日：2025/10/27

  【図書館本】映画を観てから借りてきた。先に本を読んでたら映画は観なかったかもしれない。読みながら映像がつぶさに蘇ってくるから没入しやすかった。これが本を先に読んでたら、チンプンカンプンだったかも(笑)いざ、下巻！

• チバ

  読了日：2025/10/19

  再読。独特の語り口で本からして少し映画的。微かな記憶ではもっと分厚い本と思っていたけど時はどんどん進むので飽きもこない。壮絶な虐めとか妬みとかが描かれていないので楽しく読むことが出来てまたどの登場人物にも心を寄せやすい。みんな頑張れ！と応援したくなる。喜久雄が一気にスターダムにのし上がるとかではないのでそこもリアルでまた、才能か血筋かずっと頭を巡らすことが出来てなんだか楽しい。

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