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作戦参謀とは何か 海軍最高幕僚の秘密

吉田俊雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784769822943
ISBN 10 : 4769822944
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2000
Japan

Content Description

海軍の司令塔は、時代の急変をどうとらえ、対応したのか。敵も知らず、己れも知らざる愚かなる戦略の実態。中沢佑、伊藤整一、富岡定俊、福留繁、宇垣纒の五人を爼上にのせ、秀才中の秀才たちがどのような役割をはたし、また、いかに事に処し、どう責任をとったのかを考察する。現代人に贈る勇気と知恵の一冊。

目次 : 第1章 急変化の中の作戦参謀―問題点をはじめに/ 第2章 伊藤整一(軍令部次長)/ 第3章 中沢佑(軍令部作戦部長)/ 第4章 富岡定俊(軍令部作戦部長)・福留繁(軍令部作戦部長)/ 第5章 宇垣纒(連合艦隊参謀長)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この本は海軍の参謀について述べられています。最初のところで作戦参謀の立ち位置というものを明確にしています。ここで興味のあったところは海軍の大企業病症候群というところで組織はどこでも同じようなことをしているのだと感じました。真珠湾で結果をあげたにもかかわらず、大艦巨砲主義から脱却できずに航空力を重視しなかった結果ということなのでしょう。その中での5人の優れた参謀でも現実を変えることはできなかった、ことをよく分析されています。富岡、宇垣などをもってしても。

  • 筑紫の國造

    著者は元海軍中佐で、米内光政や島田繁太郎の副官も努めた人物。多くの著作があり、流石に文章はうまい。本書の指摘で興味深かったのは、山本五十六の周囲に集められた幕僚チームへの批判だ。参謀長である宇垣纏は山本に嫌われ、黒島亀人のようなお気に入りが幅をきかせる司令部は、徐々にほころびを見せる。そして、一般にあまり評判がよくない島田繁太郎が、その周囲の人々からはかなり好かれていた、というのも以外だった。「組織論」である本書は、海軍大学校が生み出した人材の欠点はもちろん、エピソードを辿っても面白い。

  • 奥 清衡

    並盛。

  • unflyable

    ★★☆☆☆:イマイチ 戦術偏重による画一的な教育による海軍批判と軍令部トップ層の人物評で構成された本。表題に答えるものでないのでそれを期待している人は注意。 教育制度の批判も基本的に浅くて、米国も英国も同じような教育システムをもっていたのになぜそれを参考にした日本の制度がなぜ現実問題に対処が遅れただの深掘りが足りていなかった。そもそも著者自身その海軍のエリート層なのに言及しないのはなんだかな感じ。 個人的体験の部分はまあ面白かったが、全体として印象に残らない。

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