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この世界を科学で眺めたら -真理に近づくための必須エッセイ25

吉田伸夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784297146924
ISBN 10 : 4297146924
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

科学はとても人間的な営み。ただ、ちょっと敷居が高いだけ。本質を突いた解説でおなじみのサイエンスライターによる、身近な現象から宇宙の謎まであなたの住む世界の見え方ががらっと変わる、初エッセイ集。

目次 : 第1章 人と世界(しみじみと宇宙の巨大さを想う/ 物事には原因と結果がある?/ “真空”に満ちているもの ほか)/ 第2章 生活と科学(「コップの水が蒸発する時間」という難問/ 賢いカラスに気を惹かれ/ 月に魅せられてもいい3つの謎 ほか)/ 第3章 科学と科学者(入り口が時代遅れでは…/ 科学者はなぜオカルト嫌い?/ ニュートンを駆り立てたもの ほか)

【著者紹介】
吉田伸夫 : 1956年、三重県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。理学博士。専攻は素粒子論(量子色力学)。いくつかの大学の講師を経て、現在は、フリーランスの立場から科学哲学や科学史など幅広い分野で研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    最近の科学エッセイは随想的だったり解説的だったりと、どうも物足りない。その点、吉田さんの本は本質を鋭く突いていて好きだ。「ニュートンの三法則で、運動方程式の重要性はわかるが、残り二つ(特に作用反作用の法則)はそんなに大切か」「運動方程式で、力が原因、移動(加速度)が結果という理解は誤り」「コップの水が蒸発する時間が計算できるか」「物理学者にとって複素数の意味は何か」などの問いかけを通じて、物理学の神髄に切り込んでゆく。相補性の原理も観測理論もシュレディンガーの猫も過去の遺物だとバッサリ切り捨てるのも痛快。

  • tetsubun1000mg

    「身近な現象から宇宙の謎まで、世界の見え方ががらっと変わるエッセイ集」という書籍紹介だったが、宇宙論、ブラックホール、時間とは、量子などかなりハードな内容。 著者は東大物理学部から大学院博士課程修了後は、たくさんの書籍を出されていた。 ガリレオ、ニュートンなど歴史上の物理学者の論文には、現代の情報から見ると誤りや計算間違いも見られるなど評されているが、論文を原書で読むレベル自体がすごい。 物理学者には計算が苦手だが独自の発想で着眼して論文を出すタイプもいるそう。 著者によるとAIはまだ怪しいレベルらしい。

  • Ryoichi Ito

    ビッグバン以降,宇宙が膨張,所々にエネルギーの塊(素粒子)が残る。これが物質の起源である。これらは互いに重力を及ぼし合い,凝集して天体や星間ガスを作る。整然として一様だった宇宙が物質と真空に分かれ,まっさらなタブラ・ラサに歴史が記され始めた。物質がなくなるまでには年数が数十桁に及ぶ時間がかかる。ビッグバンから百数十億年しか経っていない現在は,宇宙の歴史が始まった直後と言って良い。

  • 理系の人の頭の中をのぞくのは楽しい。

  • くらーく

    ん−、著者は博識なのでしょう。私にはここで書かれている事について、判断するだけの知識が無いな。いわゆる、バカの壁の向こう側の世界のようです。部分的には分かる気がするけれどね。だけど、著者が書いているように、きっかけにはなりました。 本書は、言い切っているところが良いね。一番気に入ったのは、P.49の究極のエネルギーをもとめて、だな。都合の良いエネルギーなど、存在しない! です。激しく同意しますね。SDGsだとか、あやふやな言葉でエネルギーを使いまくっていますからね。究極的には、人を減らせば。。。

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