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フォト・ジャーナリストとは? 撮れなかった1枚の写真

吉田ルイ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000030403
ISBN 10 : 400003040X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1987
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 扉のこちら側

    2016年783冊め。マスコミにつけられた「女流写真家」の名を嫌い、日本で最初に「フォト・ジャーナリスト」を名乗った著者。留学時代のNY ハーレムでの写真とコミュニケーションの話、戦争とフォト・ジャーナリズム、写真週刊誌とフォト・ジャーナリスズムを語る。陥落間近のサイゴンで、戦火を逃れる赤ん坊を抱いた女性を「撮れなかった」悔恨と、「撮れなくて」よかったという思いに職業人と人間としての在り方を考えさせられる。

  • nutts

    60ページの小冊子。飾り気ない文章。「人を撮る」覚悟とは何なのか、70年代から駆け抜けてきたフォト・ジャーナリストとしての矜持がビシビシ伝わってくる。「戦場で逃げ惑う被写体を前に、シャッターを切るか、手を差し伸べるか」という一番重い命題を巻頭から語るのに驚いた。「反戦の願いを込めた一枚も、大きなメディアの枠組みでは、全く違った意図で利用されかねない危険がある」と時には冷静に、一歩引いた眼で周りを俯瞰する。正論を吹くのは容易でも、貫き通しきるだけのまっすぐさと強さはなかなか持ちえない。こんな大人でありたい。

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