Books

賑わいを創出する図書館 開館9ヶ月半で来館者100万人を達成した「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の冒険

吉成信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784048115278
ISBN 10 : 4048115278
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【大きな環境変化の中にある公共図書館。創造、共創を経てどのような改革がなされ「成功事例」が生み出されたのか、具体的なエピソードと共に明らかにする】

この図書館がなぜ『賑わいのある図書館』の旗を掲げて
動き出して行ったのかをできる限り、
そのプロセスとともに書いたつもりである。(略)

公共図書館は大きな環境変化の中にいる。
非正規雇用職員の増加や指定管理者への委託も目立つ。
中央図書館から始まった改革が
図書館を含めた複合文化施設全体にまで浸透し、
メディアコスモスが、まちや人々との関係性にどのような影響や
イメージを与え続けて来たのかについても後半で述べる。

中心市街地の賑わいにどのような役割を図書館が果たせるかは、
これからも全国各地の市町村の大きな課題であり期待でもあるので、
私たちの取り組みが、何かの励ましや役に
立つことができればということは私の願いでもある。(略)

では、今も年間130万人もの来館者を数える
賑やかで楽しい図書館は、どうやって生み出されて来たのか。
ものがたりを語り始めて行こう。

(本書「はじめに」より)

【著者紹介】
吉成信夫 : 1956年東京都生まれ。成蹊大学卒。CIコンサルティング会社役員等を経て、96年岩手県に家族で移住。「石と賢治のミュージアム」研究専門員を経て2001年に「森と風のがっこう」開校。03年〜10年岩手県立児童館「いわて子どもの森」初代館長、15年〜20年岐阜市立図書館長、2020年5月「みんなの森 ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーに就任。24年岐阜市を退職し、現在明石市本のまちづくり推進アドバイザー、中部学院大学兼短期大学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鉄之助

    サブタイトル「開館9カ月半で来館者100万人」が気になって手に取ったら面白すぎて一気読み。岐阜市立図書館が初めて公募で館長を選出。それに応募した当時59歳の”素人奮戦記”だった。「ハコモノは変えられる!」がモットーの著者と、”頭が固い”図書館司書との軋轢!しかし、利用者の声なき声に耳を傾ける姿勢に共感の輪が広がっていく。「図書館は死んだ言葉の埋葬地で名はなく、生きた言葉の”蔵”である」その通り_と手を打ってしまった。

  • ででんでん

    岐阜市が建設した複合施設メディアコスモス中央図書館初代館長の開館前からほぼ9年間の記録。こんな上司と働いてみたいと思った。「図書館員の仕事は、市民の方向にベクトルが向いていることがすべての前提となる」「本を貸し出すだけでなく、本を通じて市民とコミュニケートできることが求められることが私たち職員のすべての前提になる」「サービス業=見られていることを意識せよ!」「朝の第一声、気持ちよく元気に」「笑顔は、自分の内側から湧いてくるもの(つくり笑顔でなく)」。わんこカート。おしゃべりと賑わい。人とまちと本と図書館。

  • よこたん

    “ここはただの図書館ではない。本はあくまでも道具の一つ。本をきっかけに、新たな人や知識、情報に出会って心が躍るような、気持ちのいい場所にしたい、” 広々とした新しい施設に相応しい中身は、一体どういったものなのだろう。公募で岐阜市立図書館長となった著者の奮闘の記録。自治体職員、司書、利用者(子どもたちも含む)それぞれの立場では、見える景色も問題点も違ってくる。閉鎖的な施設じゃもったいないから、どんどんやってみる。YAエリアの掲示板でのメッセージのやり取りや、本が内蔵された「わんこカート」がすごく素敵。

  • よっち

    大きな環境変化の中にいる公共図書館。そんな中「年間来場者15万人から100万人へ」というミッションを達成したぎふメディアコスモスの事績を追った1冊。著者でもある吉成が建築家伊東豊雄氏設計による施設をコミュニケーション施設、子どもたちが自由に体験し創造性を育む場として位置づけ、「賑わい」と「交流」創出の場として都市再生に寄与するために何を実践したのかを解説した内容で、今新しく図書館を作るということは、より多くの人に求められる場になることを期待されていて、司書もまた意識を変えていく必要があるのを実感しますね。

  • nobu23

    開館3ヶ月前に公募で急遽、岐阜の図書館館長に就任した著者による、これまでの歩みを振り返る本。お役所的な司書やスタッフのマインドセットの改革から始まり、様々なイベントなど、これからの図書館のあるべき姿を試行錯誤で取り組んでいく様が描かれて面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items