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おんなのじかん

吉川トリコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104725038
ISBN 10 : 410472503X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

不妊治療中に偶然耳にした、隣の席の会話。“女の子の色”とされているピンクへの想い。前時代的な結婚式の作法に覚える違和感。ホモソ全開のお笑い番組で出会ったコント。アート無罪への疑問と矛盾。めそめそ泣いていたわけではない流産体験etc.。世間の用意した言葉からはみ出す感情を余さず綴った名エッセイ。

目次 : やさしさまでの距離/ いつかいなくなる人/ パパのこと/ おれはジャイアン/ 不妊治療するつもりじゃなかった/ 沼の底で待っている/ 家族という名のプレッシャー/ 母からの電話には出ない/ 「この人の子どもを産みたいと思った」/ これで卒業/ She’s a mannerf*cker/ 名古屋の嫁入り いま・むかし・なう/ 不謹慎なんて言わないで/ 妊婦はそんなことを言っちゃいけません/ 流産あるあるすごく言いたい/ ばらを見にいく/ コレガ、サビシサ/ きみは月/ スパゲッティ・ポモドーロ・アルデンテ/ ダイエット・ア・ラ・モード/ リトルブラックドレスはもういらない/ お金なんかと君は言うけれど/ 失われた夏を求めて/ 夢にみるほど/ 子ども、お断り/ 持続可能な友情/ ひとくちにピンクと申しましても/ どこまでいっても夫婦は他人/ 特別になりたかった私たちへ/ 祖母の名前〓〓〓 〓〓/ 長いおしゃべりの果てに―あとがきにかえて

【著者紹介】
吉川トリコ : 1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞・読者賞受賞。2021年「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よつば🍀

    2019年9月18日〜2021年3月17日までWEBマガジン「考える人」に連載されたものを纏めたエッセイ。普段思っていても口に出さない、出しにくい事柄を歯切れの良い言葉でスカッと語るさまは爽快だ。『妊婦はそんなことを言っちゃいけません』に登場する女性医師の言動は人間性を疑い許せない思いに駆られる。SNSの誹謗中傷にも触れ言葉という物の暴力性について改めて考えさせられる。目の前にいない相手や芸能人だからといって残酷な言葉を使っていい理由にはならない。「知らないより知っている方が優しさに近づける」に深く共感。

  • ネギっ子gen

    Web『考える人』連載エッセイの単行本化。<女を縛りつける数々の呪いを、私自身がいかにすり抜けてきたか、またはすり抜けられなかったかなど>を書いたと。以下の文章が刺さった。<なにもかも自分に引きつけて都合よく解釈しようとするのはほんとやめたほうがいいと思うよ? 読解力ってそういうことじゃないからね? こういう人ほど小説の感想で「ぜんぜん共感できなくて面白くなかった」とか言うんだろうな、あーやだやだ>。己を顧みて赤面しつつも胸に刻んだ。が、2つある「?」は「?!」のほうが良くない、ってのは、わたしの拘り?⇒

  • pohcho

    ウェブマガジン「考える人」連載のエッセイ。治療、流産、毒親などのヘビーな話題から、推しやファッション、料理、ダイエットまで。流産の体験談はあまりにも劇的というか、いったん安心してからの女医さんの対応がひどすぎて唖然。芸能界の話はわからないところもあるけど、自分もミーハーなので楽しかった(岩井さんの本も読んでみたい)「そうそう、そうだよねー」と、友人とおしゃべりしているような感覚で、笑ったり起こったり、しんみりしたりしながら読了。とても楽しかった。

  • 亜希

    著者自身が(作家仲間から指摘されて)”おしゃべりな文体”と言っている通り、吉川さんとおしゃべりしている気分になれる一冊。エッセイは性別や性格で合う合わないがあるし、特に今作は「不妊治療」「流産」「友情」「お金」などについて、著者の考えをわりと直球で書いているので、受け入れられない人もいると思うけれど、私はかなり好き。プロの作家の方に言うのもおこがましいけれど、とにかく文章が上手い、というか私の好みに合っていた。あとがきも良い。”今日も明日も、十年後二十年後百年先まで、楽しくおしゃべりしていようね。”

  • のりすけ

    世代格差を感じてしまう。吉川さんの小説は好き。このエッセイにも「そうなんや」と思う部分と「それは私とは意見が違うなぁ」という部分が共存。これはもう世代間格差なんやろか。

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