地域物流とグローバル化の諸相

世界的な規制緩和の流れを受け、地域ならびに国際間交通＝物流が大きく変貌している。本書は豊富な事例に触れながら、現状と将来に迫る。

目次 : 交通の本質に関する再考察―文献解釈を中心にして/ 地域物流の現状と問題点―北海道オホーツク地域の生鮮食料品物流と港湾利用の可能性/ 対ソ連極東貿易における網走港の歴史と港勢/ 北海道新千歳空港の国際化戦略と対ロシア交流/ 第三世界諸国における経済発展と政治発展の不均衡について―ハーシュマンの「トンネル効果」仮説の研究/ 最貧国における海浜リゾート開発の可能性とその問題点について/ 中国の経済技術開発区と日系企業―青島の事例を中心に/ グローバル・マーケティングの理念と事例/ アメリカ航空貨物業界と規制緩和/ 米国空運事業の再構築と規制緩和/ 国際輸送における海運と空運の補完的結合関係いついて/ わが国における海上コンテナ導入期の再考/ インランド・デボ概念の変遷と今日的課題

【著者紹介】
吉岡秀輝 : １９５０年東京都墨田区生まれ。１９７３年日本大学商学部商業学科卒業（商学士）。１９８０年日本大学大学院商学研究科商学専攻博士課程後期満期退学。日本大学商学部商学研究所研究員。１９８９年北海学園北見大学商学部専任講師。１９９１年同助教授。カナダ・アルバータ州立レスブリッジ大学研究員。１９９８年北海学園北見大学商学部教授。現在、高崎商科大学商学部教授。高崎商科大学大学院商学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）