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ヴィジュアルを読みとく技術 グラフからアートまでを言語化する

吉岡友治

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074270
ISBN 10 : 4480074279
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ちょっとした子どもの絵、データをもとにしたグラフ、美術館に展示される数々のアート作品。世の中には、言葉以外の形で表現されているものが無数に存在する。しかし、それらから何を読み取り、言葉にすればよいかはあまり教わる機会がない。そこで、様々な実例を挙げながら、特徴の掴み方、解釈の方法、言語化する術、社会での論じ方を段階的に解説する。アートと思考と言語が結びつけば、新たな知の興奮が生まれてくる。

目次 : 1 基礎編(ヴィジュアル情報の見方と語り方/ ヴィジュアル・メディアの特徴は何か?/ 解釈という段階/ グラフ・データの読み取り方/ ヴィジュアルの見方―絵を解釈する)/ 2 応用編(「カワイイ」絵は本当にカワイイだけか?―キース・ヘリング/ ポルノとアートの境目―エデュアール・マネの挑発/ 同じ問題への違う解決―ブランクーシ『レダ』/ 社会背景を当てはめる―マーク・ロスコと色面構成/ 比較しつつ対立を乗り越える―藤田嗣治『アッツ島の玉砕』 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かんがく

    タイトルの通り、絵画作品からグラフまで様々な「ヴィジュアル」を読みといていく。図や表を分析して、読み取れた内容を表現するという行為は共通テストや二次試験など現在の大学入試のトレンドでもあり、本書で示されているような姿勢と方法は日々の授業や作問の際にも意識したいと思った。小論文の入試問題にも興味を持ったので、色々と目を通しておきたい。

  • shimashimaon

    政治学の本と言っていいのではないでしょうか。「この写真を見て思うことを述べよ」という大学入試問題があることを知りましたが、面白いと思いました。著者は、思うことなんて人それぞれじゃないかで済ませてしまうのでなく、言葉にして共有することの大切さを説きます。何が描かれているかを言語化するだけでなく、誰かと話し合うこと。各章末には会話例が掲載されています。こんな会話ができる場所・仲間がいたらいいなと思いました。1981年と1997年の小学生が描いた絵の比較が題材になっていましたが、衝撃でした。

  • Танечка (たーにゃ)

    「はじめに」の「…美術展もあちこちで開かれ、どこも多くの観客で賑わっている。しかし、その豊富さに比べて、それを語る言葉はなんと貧しいことか。(中略)今見たことを語る言葉を、どうやって見つければ良いのか?」という問題提起には共感する。だが、本書(特に応用編)が説明しているのは、国語の論述問題に答えるときのような、絵の中に書かれていることを常識(と呼ぶには高度な、その絵が描かれた背景知識)を基に評論する方法。多分、大半の人は初見の絵について友達とそんなこと話すわけはなく、「はじめに」で抱いた期待は外れた。

  • はひへほ

    「そのものの要素要素から読み取って理解→知見や理屈から推測→妥当でありつつ示唆的な解釈で評価」というプロセスで、絵やグラフの言語化をしていく。前半の基礎編は読み取りやすいもので練習し、後半の応用編は現代アートなど読み取りにくいものを扱う。著者はアートの専門家ではないから、あくまで言語化の一例に過ぎないが、こういう本は珍しいという点で面白かった。 解釈の発想の飛躍具合の認められる度合いは分野やコミュニティによりけりだろうとは思う。この点では、 野家啓一の『物語の哲学』も思い出した。

  • hiro

    この本は ”全てのアート作品には作者の明確なメッセージが込められており、かつ作者はそれを表現し伝えたい” という仮定を前提条件として読むとしっくりきた。 アートの感じ方は人それぞれだから、、として言語化を放棄して思考を止めてしまうのはあまりにもったいない。もっと深く分析、理解できるものだ、ということは納得。 前半は上記の内容で興味深く読めたが、後半はビジュアルの解析よりは絵画が描かれた背景についての知識と、それに対する著者の一方的な意見と解釈が書き連ねられており、内容としては少し残念。

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