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ヴァン・クライバ-ン国際ピアノ・コンク-ル 市民が育む芸術イヴェント

吉原真里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903951324
ISBN 10 : 4903951324
Format
Books
Release Date
June/2010
Japan

Product Description

「理想のコンクール」とは?──

辻井伸行とハオチェン・チャンが優勝した2009年。
その全ドラマと1200人のボランティアが支える舞台裏を熱くドキュメントする!

●内容
2009年、日本人ピアニスト、辻井伸行さんが優勝したことにより、日本中にその名を知られるようになった「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」。ハワイ大学でアメリカ研究を専攻する著者は、その第13回コンクールの予選から本選までを研究者として取材し、はからずも辻井さんの優勝にいたるドラマの一部始終の目撃者となった。
テキサスの一地方都市で開催されるコンクールが、チャイコフスキー、ショパンといった世界的な音楽コンクールと肩をならべるまでの権威を獲得し、国際的な成功をおさめるにいたった理由とは? 1200人もの市民ボランティアが支えるコンクールの舞台裏はどうなっているのか? そして、辻井伸行とハオチェン・チャン(中国)が1位、ヨルム・ソン(韓国)が2位と、2009年も入賞を独占したアジア人音楽家たちの活躍の背景にはなにがあるのか──。
「理想のコンクール」を求める人々の姿を熱くドキュメントした音楽ノンフィクションの快作!
●目次
序 章*ドラマの幕は開く
第1章*第13回クライバーン・コンクールの幕開け
第2章*クライバーン・コンクールとは
第3章*予 選
第4章*クライバーン・コンクールを支えるコミュニティと人びと
第5章*準本選
第6章*クライバーン・コンクールの舞台裏
第7章*本 選
終わりに クライバーン・コンクールのもつ意味

●著者プロフィール
よしはら・まり
1968年ニューヨーク生まれ。
東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。
専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。
著書にEmbracing the East: White Women and American Orientalism (Oxford, 2003); Musicians from a Different Shore: Asians and Asian Americans in Classical Music (Temple, 2007)、『アメリカの大学院で成功する方法』(中公新書、2004)、『ドット・コム・ラヴァーズ』(中公新書、2008)、『性愛英語の基礎知識』(新潮新書、2010)、共編著に『現代アメリカのキーワード』(中公新書、2006)がある。

Content Description

目次 : 序章:ドラマの幕は開く / 第1章:第13回クライバーン・コンクールの幕開け / ●PROFILE1 ハオチェン・チャン / 第2章:クライバーン・コンクールとは / 第3章:予選 / ●PROFILE2 スティーヴン・ビュース / ●PROFILE3 坂本真由美 / 第4章:クライバーン・コンクールを支えるコミュニティと人びと / ●PROFILE4 シールズ=コリンズ・ブレイ / 第5章:準本選 / ●PROFILE5 蕪木冬樹 / 第6章:クライバーン・コンクールの舞台裏 / ●PROFILE6 ヨヘヴェド・カプリンスキー / ●PROFILE7 リチャード・ダイヤー / 第7章:本選 / 終りに クライバーン・コンクールのもつ意味 / 参考文献など

【著者紹介】
吉原真里 : 1968年ニューヨーク生まれ。東京大学教養学部卒、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門は、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • るるぴん

    辻井伸行さんが優勝した年のコンクールの様子を取材した本。ソロピアニストとして活躍することの難しさが良くわかった。審査員や指揮者、コンクールの参加者のインタビューは、なかなか含蓄もあり良かった。文章も独りよがりではなく、わかりやすい言葉で綴られており、読みやすかった。

  • kozawa

    辻井さん受賞の回を受賞前から追っかけていたらしき本。コンクールの模様が好印象で良く伝わってくる。といっても同書読む前には同コンクールも近年のクライバーン本人にもあんまいい印象なかったんだけどね・・・、今感想を聞かれると微妙。でも本が悪いわけではない。

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