Product Details
ISBN 10 : 4480072594
Content Description
地方のコミュニティは衰退し、都市はグローバル化によって格差が拡大し疲弊している。そして都市の論理が地域のコミュニティを崩壊させている―通常このように否定的に語られることが多い。だが本当にそうだろうか。軽やかに移動し、ICTの様々なコミュニケーションの新技術でつながった人々による、都市における新しい共生の作法がありえるのではないか。多様性を認める寛容な精神に満ちた作法が、既存のコミュニティをも変えていく可能性を探る、碩学による最新社会評論。
目次 : いま、なぜ都市共生なのか/ 1 共生(生きられる共同性―イリイチの「共生」概念/ 都市をどうみるか―漱石・鴎外・須賀敦子の視座/ 多様性と寛容さ―ジェイコブズからフロリダへ)/ 2 多様性(「美しいまち」と排除の論理―自閉するまちづくりと「異なるもの」/ 安全・安心―コミュニティの虚と実/ 新しいコスモポリタニズム)/ 3 ボーダーとボーダーレス(サロンとコミュニティ―コ・プレゼンスのゆくえ/ 弱さと向き合うコミュニティ)/ 多様性と差異のゆくえ―ポスト都市共生へ
【著者紹介】
吉原直樹 : 1948年生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。東北大学名誉教授。社会学博士。専攻は都市社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2019/11/06
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