まるで天上の合唱。
ロンドンの名門校少年合唱団による癒しの世界
ロンドンのヴォーン枢機卿記念学校は、ウェストミンスター大聖堂のヴォーン枢機卿を記念して1914年に設立されたカトリック系学校。学校所属のスコラ・カントルムは1980年創立の少年合唱団で、11〜18歳の在学生で構成されています。宗教曲のみならず、「ハリー・ポッター」のサントラにも参加するなど人気の団体となっています。当然ながら男声のみで、ソプラノ・パートはボーイ・ソプラノが担当しています。
このアルバムは彼らの魅力を最大限に発揮した内容で、フォーレの『レクィエム』終曲のタイトルでもある『楽園にて』をテーマにしています。もちろんこの曲も収録されていますが、ボーイ・ソプラノの無垢な響きは天使そのもの。心洗われるひとときを体験できます。
そのほかアレグリの『ミゼレーレ』、ビクトリアの『アヴェ・マリア』、モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』をはじめ、エルガーの『エニグマ変奏曲』の『ニムロッド』を合唱曲にした『永遠の安息』など聴きたくなるのものばかり。贋作ながら超人気作である『アルビノーニのアダージョ』と『カッチーニのアヴェ・マリア』も大歓迎。
さらにヴァンゲリスの『1492』やハワード・ショア『ロード・オブ・ザ・リング』もとりあげ、これらがアレグリやモーツァルトの合唱曲に優るとも劣らぬ魅力作であることを示してくれます。おごそかなオルガンの響きとともに心癒される1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヴァンゲリス:楽園の征服者(映画「1492 コロンブス」より)
● アレグリ:ミゼレーレ
● ビクトリア:アヴェ・マリア
● ブルックナー:われがためキリストは死のもとに
● モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
● アルビノーニ(ジャゾット):至福の教え(アダージョ)
● フォーレ:楽園にて(レクィエムより)
● ラター:主があなたを祝福し、守られるように
● エルガー:永遠の安息(エニグマ変奏曲より『ニムロッド』)
● ハワード・ショア:イン・ドリーム(映画「ロード・オブ・ザ・リング」より)
● カッチーニ(ヴァヴィーロフ):アヴェ・マリア
● ロッティ:十字架にかけられ給いて
● ラインベルガー:夜の歌
● モートン・ローリゼン:そう言うだろう
● エリック・ウィテカー:金色の光
● スタンフォード:青い鳥
● マイケル・ダナ:ツィムツーム(映画「ライフ・オブ・パイ」より)
● ジョナサン・ダヴ:7つの星を作る者を求めよ
ヴォーン枢機卿記念学校スコラ・カントルム
イェスティン・エヴァンス(オルガン)
スコット・プライス(指揮)
録音時期:2019年7月3-5日
録音場所:ロンドン、聖ヨハネ福音教会
録音方式:ステレオ(デジタル24bit 96kHz/セッション)