時を壊した彼女 7月7日は7度ある

古野まほろ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065170885
ISBN 10 : 4065170885
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
追加情報
:
552p;19

内容詳細

7月7日。部活仲間5人のささやかな七夕祭りを、謎の爆発が襲った。その爆発は、部長を激しく吹き飛ばし殺害してしまう。原因は、未来からきた少女2人。彼女らはタイムマシンをハイジャックした挙げ句、爆発させてしまったのだ。部長の理不尽な死をなかったことにすべく、彼らは協力して過去を書き換えようとする。だが、時を繰り返すたび、なぜか犠牲者は増えていってしまい―遡れるのは計7回、無限に思える選択肢。繰り返す青春の1日は、命がけだ。

【著者紹介】
古野まほろ : 東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la S´ecurit´e」専攻修士課程修了。なお学位授与機構より学士(文学)。警察庁1種警察官として、交番、警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務の後、警察大学校主任教授にて退官。2007年、『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。有栖川有栖・綾辻行人両氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • geshi さん

    七夕の夜に起きた悲劇を回避するためタイムリープを繰り返す、まほろ式『七回死んだ男』。前振りとルール説明がしつこく書かれ慣れていない人には回りくどいし会話が説明的すぎるが、ファンからすればそれを読むのが楽しい。試行の中で失敗のパターンを幅広くとって普通ならそこで終わりそうな所で終わらせない捻り。最後に明かされる徹底した伏線回収と論理によるヒトの心を解き明かす推理は流石の堅牢さ。青春小説としても苦さと痛みをもった物語として終わらせたのは、この話として正しい。

  • マルコ(Marco) さん

    登録史上最も時間が掛かった一冊。二段組で550頁の実質1000頁。吹奏楽3年の5人が七夕飾りの為、校舎の屋上で演奏していたら、タイムマシンの爆発で部長が転落死。未来から来た女子高生?と協力して部長を救おう、とタイムリープするが、何故か上手く行かない…とにかく冒頭100頁のSF要素や条件提示が全く入って来ない。ここを一気に読める方を尊敬したい。タイトル通り同じ事7度繰り返し…と思ったらとんでもない結果になったり、と中盤から盛り上がる。解答編となる100頁もかなりややこしく、更に一捻り。面白かったけど疲れた。

  • ひさか さん

    2019年10月講談社刊。書き下ろし。タイトルに惹かれて。終章に向けて、延々と登場人物達の会話にのせて状況とその状況を選択する考えを描写する作業には脱帽。もう少し端折っても良いのにと思いました。

  • CCC さん

    ミステリー版『STEINS;GATE』やりたかったんだろうなと思う。『七回死んだ男』なのかもしれないけれど、世界線の変動率とか、世界規模になるストーリーとか、やはりそっちを連想する部分の方が多かった。いずれにせよ元ネタほどは洗練されていない。だけどミステリー部分は腰が入っていたし、青春要素や終盤の展開もわりと好き。違う魅力はあった。

  • 鳩羽 さん

    七夕の夜、屋上に笹を飾り合奏に興じた吹奏楽部の5人は、突然の爆発に巻き込まれ、部長の真太が転落死する。爆発の原因となったのは、未来からから少女たちの乗ってきた筐体だった。少女たちの持つ技術で記憶だけを過去に飛ばし、吹奏楽部の5人は真太が死ぬ因果を回避しようとするが…。未来の技術、薬の説明がややこしいけれどしっかり読んでおくとより楽しめる。ループすることで明らかになる因果や予想外の動きをする人物が面白く、繰り返される度に複雑になる設定が収集されていく最後も圧巻。青春のほろ苦さと寂しさが、世界に添う。

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古野まほろ

東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部修士課程修了。学位授与機構より学士(文学)。警察庁1種警察官として警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務し、警察大学校主任教授にて退官。2007年、『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞し、デビュー。有栖川有栖・綾辻行人両氏に師事(本データはこの

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