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新・ウイスキーの科学 ブルーバックス

古賀邦正

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065020470
ISBN 10 : 4065020476
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

製造工程の99%の期間を貯蔵が占めるウイスキーでは、熟成までに無数の成分が生成し、化学反応が進行する。樽の中は、まさに人智のおよばない小宇宙なのだ。しかし、近年のウイスキー人気の再燃によって、熟成プロセスの不思議さに注目が集まり、新たな知見や意外な発見が加えられてきている。知ればさらに旨くなる、熟成香味の驚くべきなりたち。いま世界で賞賛されるジャパニーズウイスキー。その「まろやかさ」の源泉も、ここにある。

目次 : 第1部 ウイスキーのプロフィール(それは偶然から始まった―錬金術と密造が拓いた歴史/ 世界のウイスキー群像―歴史が育んだ「5つの個性」/ ウイスキーができるまで―若武者が大人の美徳をそなえるまで)/ 第2部 ウイスキーの少年時代(麦芽の科学―栄養と機能を横取りする人間の知恵/ 仕込みの科学―次の工程への繊細な下準備/ 発酵の科学―微生物たちの饗宴/ 蒸留の科学―躍り出る酒精たち/ 樽の科学―品質を左右する神秘の器/ 貯蔵の科学―ウイスキーは環境と会話する)/ 第3部 熟成の科学(「香り」の構造―ニューポット由来成分がつくる熟成香/ 樽は溶けている―樽由来成分とエタノール濃度の驚異/ 「味」に関する考察―「甘さ」「辛さ」を分けるもの/ 「多様さ」の謎を追う―水とエタノールの愛憎劇/ 「まろやか」になる理由―再び現れる意外な「役者」/ ウイスキーは考える―忘れたくない3つのキーワード)/ ウイスキーについてのよくある質問

【著者紹介】
古賀邦正 : 1944年生まれ。1969年東京大学理学部卒業、サントリー(株)入社。中央研究所にてウイスキーの貯蔵・熟成の研究に十年余り携わる。その後、食品の機能性などの研究・開発に従事。1999年より東海大学開発工学部教授、2012年より放送大学客員教授を経て、一般財団法人自然環境研究センター客員上級研究員(非常勤)。農学博士。「「総体的調和」という見方・考え方」で2007年度文理シナジー学会学術賞。「総体的」に物事を見ようとするスタンスは若いときにウイスキーの熟成研究に取り組んだおかげと思っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    「いのちの水」ウィスキーを科学的に分析した、初心者にもわかりやすい1冊だ。樽の中の小宇宙で起こる、不思議な発酵の世界が興味をそそる。連続式蒸留器を発明したイーニアス・コフィは、税吏でありながら「税金逃れ」をする蒸留器を開発したところが面白かった。

  • KAZOO

    日本のウィスキーは世界でも五大銘柄にもなっていて最近ではかなり世界トップレベルにもなっているということのようです(ワインも同じようですね)。そのウィスキーについての科学的な解説をしてくれています。醸造学的な観点ばかりではなく、特に「熟成」という観点から説明されていることが理解しやすく楽しめました。

  • gonta19

    2018/3/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/7/27〜8/5 ウイスキーの銘柄の本は読んだことがあるが、製法や熟成過程を科学的に分析した本は初めて。日本酒もそうだけど、やっぱり奥が深いや。味わって飲もう。

  • C-biscuit

    図書館で借りる。空前のハイボール人気でウイスキーに注目されているが、そのウイスキーを科学的な見地から紹介している本である。また、歴史や種類、飲み方などの様々なことも紹介されている。科学ということで、化学式や分子構造など一般的には読みにくい内容も含まれているが、醸造、蒸留過程など酵母や菌の働きなどは、「もやしもん」の世界であるw。(かもすが懐かしい)ノーベル賞を受賞した大隅良典博士のオートファジーについてもウイスキーづくりの解釈に役立ってる様子である。当たり前なのであるが、オンザロックの意味がよくわかった。

  • K

    おもろかった。お酒は、大して強くはないけど、もっと愉しみたいという思いがある。ウイスキー愛に溢れた一冊だった。ウイスキー誕生話から、製造工程まで詳しく述べられている。ウイスキー製造って、複雑で、ものすごい手間暇がかかっていることが分かった。大人な愉しみを開拓したいと思っている。

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