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気づいたこと、気づかないままのこと

古賀及子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909004819
ISBN 10 : 4909004815
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan

Content Description

きょうだいで大笑いしたこと。入院、いじめ、札幌旅行。祖母の植木とリステリン。子どもたちとの愉快な日々。クーポン、生協、ねこ先輩。とりとめなくてくだらない、だからかけがえない記憶を天性の観察眼と感性で鮮やかに大胆に紡ぎ出す。日記文学の新鋭として各界が注目する著者、初の本格エッセイ集。

目次 : 朝霧装飾/ めがねの道/ ものが水に溶けるとはどのようになることか/ 風船のまち/ 生協のカタログだけがおもしろい/ 新宿郵便局留/ リステリンの泉/ 抱っこして行かれますか/ わたしたちのパンプキン/ 変だと思った俺やお母さんの目が未熟だったのかもしれない/ ねこからとても遠い/ せかいの恋人たち/ 劇薬としての音楽/ 和菓子を売っていまして/ のどのたこ取り/ まさか世界がひとつとは/ 8人、いまこの瞬間/ これほど恋らしい2000円/ シングルレバー混合栓/ この世のすべては集めなかった〔ほか〕

【著者紹介】
古賀及子 : ライター、エッセイスト。1979年東京都生まれ。2018年よりはてなブログ、noteで日記の公開をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    前作の日記とは違って、すべてが踊っているわけではありませんでした。ただ、このエッセイを読んでいて、ふと向田邦子さんを思い出していました。長島有さんも解説で、名エッセイストに感じる文章があると書かれています。どこか懐かしいような感覚と今の時代ならではの空気を感じます。古賀さんの作品が大好きになりました。

  • ネギっ子gen

    【今作は日記ではない。ネットで公開しただけの文章ではない。だから、不要な空行はない】エッセイストと世間的にようやく認知された著者による、感性が光るエッセイ集。「まえがき」で、<ずっとインターネットで文章を公開してきた。ミニターやスマホの画面に横書きで表示される場合は適宜行間をあけないと読みづらい。それが、紙に縦書きになったときに同じくらい行があいていると感想が「紙が無駄だな」になるのだ。/雑誌やウェブの編集部からエッセイの原稿が入るようになりだした。腹を決めた。名刺の肩書に「エッセイスト」と刷った>と。⇒

  • ぶんこ

    エッセイストだからなのか、小さい頃のことをよく覚えているのに驚きました。最初の方はお子さんのことが書かれていて、よいお母さんと微笑ましかったのですが、独身時代では仰天するような記述もあって、違和感を感じる。同類とはいえないと思ってからは、読むスピードが遅くなってしまいました。結果、途中で離脱。皆さんの感想を拝見すると、素晴らしいエッセイとわかるのですが、私には合いませんでした。

  • 凸凹パレード

    「当時、私はだれかと恋人として関係を約束することについてまるで誤解していた。平たくいうと、恋人同士が性的な対象をその相手ひとりに限定するものだと、知らなかった。私はこのデートの数か月前、恋人以外の男性と関係して毛じらみをもらい、その毛じらみを恋人にうつしていた」えっえっ⁈びっくり文章も飛び出るが、なかなかどうしてのエッセイもありやはりおもしろい。

  • あんず

    出来事が主で、感情にのせて書かれている感じはなくて、読んでいてとても気が楽だった。静かな映画館で映画を見ているような感覚だった。古賀さんの本は日記本を先に読んでいたので、エッセイになると古賀さんはこんな風に文章を書くのか、と新鮮だったし、文章がものすごく上手いなと思った。物事に対する視点のズーム調整が上手で、拡大してみたり、遠くから見てみたりと色んな方向から見たことを自分の言葉で書いていてすごく羨ましくなった。これからも私は古賀さんの新刊を楽しみに日々を過ごすと思う。

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