使える哲学

古田博司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799318232
ISBN 10 : 4799318233
フォーマット
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
163p;19

内容詳細

目次 : 1 日本人には見えなかった西洋哲学の秘密(日本人の思考と西洋人の思考、最も大きな違いとは?/ DNA発見の源はアリストテレスにあった/ 西洋哲学の根本にある「向こう側」/ 見えないものにたどり着くには?/ 「向こう側」を無視したドイツ哲学の失敗/ なぜ日本人はドイツ哲学が好きだったのか?)/ 2 「向こう側」からイノベーションが起こる(「向こう側」を知る4つの方法―「超越」「直観」「にじり寄り」「マーカー総ざらい」/ ビル・ゲイツの「直観」/ 直感は訓練で身につく/ 直感が来たらすぐ言語化せよ/ そして「説得」が必要になる/ 先見性がなければ失敗するしかない/ 「チャレンジし、実践する」)/ 3 「使える学問」と「使えない学問」(「使える学問」「使えない学問」そして「嘘の学問」/ 学問の淘汰が始まっている/ どんな学問が使えないか?/ 細分化した学問をどう間引くか/ 「先見性の失墜」/ 「実学」とは、今を説明できる学問のこと/ 近代=普遍知の時代が終わった/ 力を失った左翼知識人)/ 4 仕事の意味、生きる意味を見つける(理想は人に迷惑をかける/ 「向こう側」の根拠を目指せ/ 「向こう側」からミッションを得る/ 哲学を難しくする必要はない/ 脱構築の危険/ 「向こう側」の根拠を無視した「虚構」/ 「向こう側」の根拠はないが役に立つこともある「擬制」/ 「直観」した朝鮮半島の歴史/ 擬制と虚構の中で生きる/ 個人的に悩むのは意味がない)

【著者紹介】
古田博司 : 1953年生まれ。筑波大学人文社会系教授。専門は政治思想・朝鮮政治。著書に『東アジアの思想風景』(岩波書店、サントリー学芸賞受賞)『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館、読売・吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やまと さん

    歯切れの良い主張が次々と並び、意図していることがわかりやすい。 ・近代科学に役だったのはイギリス哲学。ドイツ哲学は科学に役立たないばかりか、人々をいたずらに観念に迷わせた。 ・「すぐには役立たないが教養として必要だ」は意味がない。学問の目的は、常に今の説明に置くことが大切。 ・インターネットの情報集合体は確実に存在し、理想の普遍知より役立つ。 実在論、唯名論という用語は使わずに、「向こう側」の世界を信じるかどうかという著者独特の表現で哲学が語られており、読みやすい。

  • kousan さん

    若い人に勧めたい本ですね。何のために生きるのかをも問える課題です。

  • ぽん教授(非実在系) さん

    前著『ヨーロッパ思想を読み解く』をベースにしながらもビジネスマン向けかつ最新の時事に対応させて解説しているので、前著の解説本としても応用編としても読める。イギリス経験論を血肉化しその有用性を発揮することで、実体の向こう側を超越・直観・にじり寄り・マーカー総ざらいを駆使して触れることができるようになり、イノベーションを起こしやすくなることが可能である。有用性のないドイツ観念論や芸術以外ではウソでしかない脱構築に溺れる我が国のダメ人文社会知識人を横目に追い越し、優位に立てるからである。

  • jin さん

    毎日コツコツ仕事し、次の段階を準備し、そしてときどき、大胆に飛びましょう。

  • 残心 さん

    自論が気持ちよく展開されており、読んでいて気持ちよかった面と、興ざめな面がありました。 ドイツ哲学が役に立たないとか言ってますね。 そもそも「向こう側」というのが自分にはよく理解できなかった。(未熟者) 「理想は人に迷惑をかけるから、希望だけあればいい」は、一理あるが、つねに正しいとは思わない。 著者の考えが正直に書かれており、うまいことまとめるような昨今の本の中では、面白い本でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品