南無ロックンロール二十一部経

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309021874
ISBN 10 : 4309021875
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
追加情報
:
573p;20

内容詳細

あのカルト教団事件と3・11後の世界との断絶。失われたものは何か? 浄土はあるか? 稀代の物語作家が破格のスケールで現代に問う、狂気の聖典。構想執筆10年。デビュー15周年記念作品。

著者刊行の辞
 真の意味での“震災”と“人災”の起きた1995年は、戦後最大のカタストロフィが日本を襲った年だったと思う。直視するには想像力が必要だった。しかし、たとえばオウム真理教側が持っていた「物語」と、事件を報道するメディア側の持つ「物語」は違いすぎた。亀裂を埋める想像力はほとんど見当たらなかった。2011年、カタストロフィは一気に規模をアップデートした。この時、僕は「物語に何ができるのか」の問いに対しては沈黙した。なぜならば、それは物語の形で差し出す以外にない答えだから。
 その物語が、これだ。  (河出書房新社HPより)


古川 日出男 (フルカワ ヒデオ)
66年福島県生まれ。98年『13』でデビュー。02年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞をダブル受賞。06年『LOVE』で三島由紀夫賞受賞。他著書に『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』など。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年7月、福島県郡山市生まれ。98年、日本人少年のアフリカ大陸での色彩探求譚『13』で作家デビュー。06年、『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞。朗読活動も積極的に行ない、CDブック『春の先の春へ』を始めとするCD、DVDも発表。また管啓次郎、小島ケイタニーラブ、柴田元幸との共同プロジェクトとして朗読劇『銀河鉄道の夜』を制作し、2011年末より国内各地で上演する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さっとる◎ さん

    私この1週間何をしてきた?本を読んだという受動的で能動的でもあるその手触りは全くない。ばけものに呑み込まれたんだな。同一の出来事が反復されない歴史、繰り返し紐解かれてやすやす反復される書物。本が歴史と輪廻のはざまにあって、輪廻は仏教だし転生はロールだし、世紀末には浄土がいるし浄土は地獄の存在を前提とする。世紀末に向かうのが20世紀で、そこで発明されたロックがまさに7つの大陸をロールし地獄からの獄卒が跋扈する世紀末に念仏が鳴り響く。ロックのうねり、輪廻の螺旋、疾走する歴史。メロディのある騒音というばけもの。

  • hanchyan@忘れたパスワード さん

    古川日出男。震えるほど感動した「ベルカ、〜?」以来、2冊目す。何作か積んでるんだけど、「どうせなら鈍器本を!とチョイス。「しんどいことは先に片づけてしまいなさい」ていうしな(笑)。実際手に取って読み始めてみると、たしかに厚いし重いし硬いんだけど(笑)、わりかししっかりした紙使われてて600頁未満なので、”怒涛の1000枚”て感じではないです。最も読むのにてこずった1章の2を通過すれば、わりとサクサク読み進められました。んで。愛すべきバカ純文学て感じで(笑)好み(笑)

  • なゆ さん

    ああ…なんかよくわからんけれども、すごい本を読んでしまった!ただただ強烈だ。ロックンロールを軸に話は世界のあらゆる大陸を巡り、そう、宗教の話にまで及ぶ。7つの書それぞれに3つの話。渦を巻くように3つの話がまじりあっていく感じに、思わず引き込まれた。荒廃した東京。繰り返す輪廻。あらゆる大陸を流転するロックンロール。アフリカ大陸をロックンロールが流れてゆく話がよかった。あと、意外なところで発見されるエルビスのジャンプスーツ。そしてプロローグとエピローグにはゾッとする。再読したら、何か掴めるのだろうか。

  • おもむけ さん

    小説が小説のまま物語から死に物狂いで逃げ切ろうとするその内容や手法より料簡を見習いたいけどこれって小説を読む上でいちばんダメな読み方ではないかと感じながらも読んでいたら逃げ足の駆ける地面が裂ける。破れる輪廻(ロール)。私は泣く。昇る太陽。

  • ぐうぐう さん

    573ページの厚みの中に、「コーマW」「浄土前夜」「二十世紀」と名付けられた3つの章が一括りとなり、それが7つの書として存在している。まるで無関係の3つの物語が、やがてロックンロールの響きに導かれ、少しずつ重なり合っていく。ロックのメロディが南無阿弥陀仏という念仏のように聞こえ、ロックの流転が輪廻転生と成るとき、無関係の物語に濃密な関係性が生じてくるのだ。私達が知るはずの二十世紀が、まったく違った形相として現れ、その果てに古川日出男は、誰もが知るはずのあの事件を配置する。(つづく)

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人物・団体紹介

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古川日出男

1966年福島県生まれ。1998年『13』で作家デビュー。『アラビアの夜の種族』(2001年)で第55回日本推理作家協会賞・第23回日本SF大賞を、『LOVE』(2005年)で第19回三島由紀夫賞を、『女たち三百人の裏切りの書』(2015年)で第37回野間文芸新人賞・第67回読売文学賞(小説部門)を

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