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ISBN 10 : 4309021875
Content Description
あのカルト教団事件と3・11後の世界との断絶。失われたものは何か? 浄土はあるか? 稀代の物語作家が破格のスケールで現代に問う、狂気の聖典。構想執筆10年。デビュー15周年記念作品。
著者刊行の辞
真の意味での“震災”と“人災”の起きた1995年は、戦後最大のカタストロフィが日本を襲った年だったと思う。直視するには想像力が必要だった。しかし、たとえばオウム真理教側が持っていた「物語」と、事件を報道するメディア側の持つ「物語」は違いすぎた。亀裂を埋める想像力はほとんど見当たらなかった。2011年、カタストロフィは一気に規模をアップデートした。この時、僕は「物語に何ができるのか」の問いに対しては沈黙した。なぜならば、それは物語の形で差し出す以外にない答えだから。
その物語が、これだ。 (河出書房新社HPより)
古川 日出男 (フルカワ ヒデオ)
66年福島県生まれ。98年『13』でデビュー。02年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞をダブル受賞。06年『LOVE』で三島由紀夫賞受賞。他著書に『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』など。
【著者紹介】
古川日出男 : 1966年7月、福島県郡山市生まれ。98年、日本人少年のアフリカ大陸での色彩探求譚『13』で作家デビュー。06年、『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞。朗読活動も積極的に行ない、CDブック『春の先の春へ』を始めとするCD、DVDも発表。また管啓次郎、小島ケイタニーラブ、柴田元幸との共同プロジェクトとして朗読劇『銀河鉄道の夜』を制作し、2011年末より国内各地で上演する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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鷺@みんさー
読了日:2018/04/04
さっとる◎
読了日:2017/09/23
hanchyan@発想は間違ってない
読了日:2020/09/11
なゆ
読了日:2014/01/07
皆様の「暮らし」を応援サポート
読了日:2021/11/04
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