アラビアの夜の種族 3 角川文庫

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043636051
ISBN 10 : 4043636059
フォーマット
出版社
発行年月
2006年07月
日本
追加情報
:
15cm,407p

内容詳細

栄光の都に迫る敵軍に、エジプト部隊は恐慌を来し遁走した。『災厄の書』の譚りおろしはまにあうのか。奴隷アイユーブは毎夜、語り部の許に通い続ける。記憶と異界を交差しながら譚りつむがれる年代記。「暴虐の魔王が征伐される。だが地下阿房宮の夢はとどまらない―」。闇から生まれた物語は呪詛を胎み、術計は独走し、尋常ならざる事態が出来する!書物はナポレオンの野望を打ち砕くのか??怒涛の物語、第三部完結篇。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年福島県生まれ。98年『13』でデビュー。01年『アラビアの夜の種族』(第55回日本推理作家協会賞及び第23回日本SF大賞受賞)。05年『ベルカ、吠えないのか?』(第133回直木賞候補)『LOVE』(第19回三島由紀夫賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    外枠の物語は、ナポレオンのエジプト戦役を語る。それはほぼ史実通りであり、これを語る文体もまた文章体による硬質なものである。そしてアイユーブを座標軸の交点として語られる『アラビアの夜の種族』の物語。作者自身のあとがき(「仕事場にて」)によれば、それはアラビア語の俗語で語られてきた民潭を採録・編集したものであったらしいのだが、もちろんそれもまたフィクションであり、作者の巧妙なたくらみに他ならない。このあたりは実に巧いものだと思う。ただし、その民潭の部分の話体による語りが、まことに残念ながらRPGかアニメの⇒

  • hit4papa さん

    いよいよナポレオン・ボナパルトの侵攻が本格化してきたエジプト。アイユーブは「災厄の書」の完成を急ぎます。物語は作中作の主人公たちアーダム、ファラー、サフィアーンが三つ巴となりクライマックスへ向かいます。第2巻での中だるみが嘘のように第3巻はぐいぐい読み進めることができるでしょう。おちゃらけた会話文も気にならなくなり、むしろそれを味と感じるようになります。夜ごと語られた百物語の結末、そして「災厄の書」がもたらしたものとは。読了したときに本作品がミステリとして楽しめるものだと気づきます。【日本推理作家協会賞】

  • ひなきち さん

    ついに、夜が明けてしまいました…。本を読むもの、読まれるもの、語り継ぐもの…。「災厄の書」の正体に、鳥肌が立つ。そしてとどめのラスト1文。弱いんだよ〜こういうの、もうっ!(褒め言葉)。私もこれから、あらゆる本と邂逅し、歴史のなかに組み込まれる運命なのだろう。良き読書をしました。

  • エドワード さん

    魔術師ファラーは剣士サフィアーンの協力を得てアーダムを倒すが、彼を裏切って戦果を独占する。アーダムがサフィアーンの遺体に宿り、二つの人格を持つ魔王が誕生、果てしなく三人の戦いが続くことドラゴンボールZのごとし。むしろ奇人都市となったゾハルが興味深い。楽士。艶歌師。講釈師。陰陽師。薬種商。本男。禍々しい喧騒と幻想の魅力。アラビアの永遠の繁栄を祈念するような大団円。現実の戦争は、イギリスの講じた対仏大同盟の前にナポレオンの突然の退却を見るのだが、それが<災厄の書>のなせる技か否かは誰も知らない。

  • ken-chang さん

    三巻通して確かに、確かに面白くて、こんなのありって感心させられるのですが、この巻は途中半分ほど長い長い旅でした。最後のまとめと著者による解説は良いなぁと。「一冊の書物にとって、読者とはつねに唯一の人間を指すのです。」これ好きですね。そしてこの作品は夜中に読んでばかりで、やっとゆっくり寝れます。☆3.5

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人物・団体紹介

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古川日出男

1966年、福島県生まれ。98年『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』(2001)で日本推理作家協会賞および日本SF大賞、『LOVE』(2005)で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』(2015)で野間文芸新人賞および読売文学賞を受賞。『平家物語』の現代語訳も手がけ、戯曲『冬眠する熊に添い

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