とても短い長い歳月 THE PORTABLE FURUKAWA

古川日出男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309027494
ISBN 10 : 4309027490
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
追加情報
:
520p;20

内容詳細

縦横無尽に繋げられた28の作品が巨大な1作を作り上げる前代未聞の文学的企み。

【著者紹介】
古川日出男 : 1966年7月11日、福島県郡山市生まれ。小説家、劇作家、朗読者、その他。演劇活動を経た後、1998年に『13』で小説家デビュー。2005年より朗読活動をスタート。2014年より劇作を再開する。文学賞受賞作には『アラビアの夜の種族』(日本推理作家協会賞、日本SF大賞)、『LOVE』(三島由紀夫賞)、『女たち三百人の裏切りの書』(野間文芸新人賞、読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さっとる◎ さん

    そうか、そうだねこの手があった。日出男のいいとこどりな1冊なんて多分私でも誰でも作れる(そこには確実に好みが反映されるにしても)。これは日出男作にして日出男作にあらず。DJ産土の作品だ。素材は大きな、小さな、表に出ること叶わなかった、たくさんの全ての日出男作品。どこを取り出す?どれとどれを繋げる?これは丸々ドロップするのか?すでに作家の手を離れ完成してなお余白を残す作品群に新しい命を宿す、DJのプロ仕事。緩急のスピード、リズム、ブルースにロック、通底するむかしとみらい、いま、いま。世界が広がる、そこから。

  • ぐうぐう さん

    一人の小説家がこれまで書いた28もの単独の作品の、一部(ときには全文)を抜粋し、縦横無尽に繋ぎ合わせ、一本の長編へと変貌させる。驚くべき試みだが、古川日出男であれば、さもありなん、と思わせられる。編纂を担当するのは、DJ産土こと三田村真(『ミライミライ』の登場人物)という徹底ぶり、いや、遊び心か。ひとつの作品を生むことで、次作に影響を与え、連鎖していくことを考えれば、独立した作品がひと続きになるのはそれほど不思議なことではないかもしれないが、本書は発表順に繋がれているわけではない。(つづく)

  • Akito Yoshiue さん

    素晴らしいとしか言えない。この言葉の強さは何なのか。

  • ユウスケ さん

    私はクラブイベントにも行くし、友人のDJが作ったミックスを聴くこともありますが、この本はまさにその感覚。全部読むと伏線がつながると言うのはないですが、ミックスを聴くときのように、次の曲が始まってその曲の感覚を、前の曲の感覚が残ったまま味わう、それが心地よく、文学で達成したと感じられます。以前から古川作品は文体のリズムの良さが特色と言われていて、確かに心地いいのですが、その心地よさの源とは何なのか、理屈っぽくても追及してみたい。

  • なつのおすすめあにめ さん

    ハジメテの古川日出男。たぶん、セイカイ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

古川日出男

1966年生まれ。98年、『13』でデビュー。『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、『LOVE』で三島由紀夫賞、『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞を受賞。2016年、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の『平家物語』全訳が話題に(本データはこの書籍が刊行され

プロフィール詳細へ

古川日出男に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品