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政宗が殺(け)せなかった男

古内泰生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768457443
ISBN 10 : 4768457444
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

伊達の密約はあったのか?!盛重は駆けに駆けた。政宗の所領30里(100km強)を83騎の武者を伴って。あの、撫で斬りの政宗が、叔父盛重の妻子も家臣も殺さず見逃した!!盛重の生涯を追い、奥羽の戦いと変遷を綿密な考証で捉え、宮城・山形・福島・茨城・秋田・岩手の戦国模様を再現。

目次 : 伊達盛重の生涯(伊達盛重概論/ 盛重亡命後の国分氏 ほか)/ 秋田の伊達さんへの道・概説(江戸時代の秋田の伊達氏と家紋/ 伊達宣宗と大塚権之助 ほか)/ 女たちの戦い(伊達盛重の娘たち/ 伊達晴宗の久保姫略奪婚 ほか)/ 秋田の伊達さんへの道・詳説(伊達盛重の常陸亡命と「予定調和」/ 伊達盛重の亡命と佐竹氏の対応 ほか)

【著者紹介】
古内泰生 : 宮城県仙台市生まれ。宮城県仙台第一高等学校卒。東北大学経済学部卒。東北大学歯学部卒。東北大学大学院歯学研究科(口腔外科学)修了歯学博士(東北大学)。公益社団法人日本口腔インプラント学会認定口腔インプラント専門医。現在古内歯科クリニック院長(仙台市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ようはん

    伊達政宗の叔父の一人である国分盛重の生涯がメイン。信長の野望シリーズでは能力が全て50を下回る無能武将といった感じであるが、本書を読む限りでは目立った活躍はないがそこまで無能ではない感じでむしろ伊達一門から佐竹家臣になり、秋田への転封や大坂冬の陣への参陣と波乱の人生を歩んだのが印象的。息子の古内重広にも触れられているがこちらは信長の野望の新武将登録で割りかし高い能力にしてたなあ。

  • なつきネコ@吠えてます

    伊達政宗の叔父国分盛重。謎な男と言われるわけだ。しかし、政宗の叔父で人取橋の戦い、最後の戦いが今福鴫野の戦いで佐竹軍の先陣とあたりで勇壮なイメージだったが、政宗に気を使い振り回された苦労人なんだな。国分家の養子にだされ、政宗に謀略で国を追われ、国分家を滅ぼしてしまう。彼の苦悩は涙。さらに伊達政宗が東北での恨まれる理由もわかった。地名=名家の性という単純な秩序の世界を荒らし名家を滅ぼした。それは恨まれる。他の地方なら南北朝時代から戦国初期に分担した破壊を政宗一人がやってしまった。それは恨まれるな。

  • 於千代

    統率30武勇36知略32内政40外政31、一門武将である以外に使い道がない武将。それが信長の野望における伊達盛重である。おそらくこの能力値は「伊達治家記録」に基づいているのだろう。しかし、晩年には佐竹軍の先手大将を務めるなど本来はもっと評価されるべきかもしれない。この本はそんな伊達(国分)盛重の生涯を追っていく。戦国期の東北地方は史料的制約も多いが、筆者はわずかな手がかりを元に書き上げる。その労力には頭が下がるが、「後は想像力で補うしかない」をやってしまうと歴史小説になってしまうんだよな…

  • oguogu

    国分盛重についての文献。元々歴史人物の家系図を作っていたので、存在は知っていたが、「殺せなかった」に興味が湧いて読んだ。 自分の実子達を育てれず、政宗に攻められて国元を離れたのは辛かっただろうが、その後も彼は生き続け、佐竹家の重臣として重宝された。改めて、人間は選択によってどう転ぶかわからないもんだね。

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