風の向こうへ駆け抜けろ

古内一絵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093863759
ISBN 10 : 409386375X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
357p;19

内容詳細

ポンコツ人間が集まる寂れた地方競馬の厩舎。そこに騎手として配属された少女の真摯な姿勢と懸命の努力でポンコツ集団の心は徐々に一つになり、再生していく。
そして夢のまた夢だった中央の桜花賞を目指すことに…。


【著者紹介】
古内一絵 : 1966年東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年『快晴フライング』(ポプラ社刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんたろー さん

    古内さん2作目。『マカン・マラン』も良かったが、30年来の 競馬好きだけに本作の方が楽しめた。特殊業界ものだが、何処 でも通じるような人間関係を軸にして、青春ドラマが展開して ゆくので、すんなりと物語に入っていける。地方競馬とJRAの 実態も判り易く書いてあるので、競馬を知らない人にとっては 入門書にもなるかも。難癖だが人物配置や展開が「小説作法の 定型」のようで物足りなかったが、綺麗事に終始せずに主人公 の挫折や現実の厳しさも描いているのは良かった。香りや苦み を効かせたカフェオレのような味わいだった。

  • nobby さん

    その爽やかな表装のまま展開分かりやすく喜怒哀楽を詰め込んだ安心の作品。地方競馬の新人騎手 瑞穂の配属先厩舎には呑んだくれや何だか訳あり曰く付きで曲者揃いな調教師や厩務員達。登録馬も、驚くなかれ何と18歳牝馬ツバキオトメを筆頭に全く走らない馬ばかり…当たり前に勝てず葛藤する日々の中、お約束に悪者な馬主やベテラン騎手の登場(笑)窮地に追い込まれながら一頭の暴れ馬との運命的な出逢いを境に、ようやく本気出した面々に巡り来る奇跡。後半の疾走感は心地よく、思わず叫んだ!「まだだっー!今だ!いけぇええ!!大好きだー!」

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    古内作品初読み。騎手学校を卒業した瑞穂の初めての配属先は、まるでやる気の見えない調教師、自分勝手でいい加減な厩務員たち、凡そレースで通用しそうにない馬が集まる先行き不安な厩舎だった。何かにつけ軽視される女性騎手、厳しい内情を抱える地方競馬、使い捨てられる馬がいる現実など、多額の金銭が絡む業界ならではのリアルな側面を描く一方で、馬に対する熱意や愛情を強く持ち、業界を縁の下で支えている人々の思いが熱く描かれている。ありがちなストーリーでも、逆境に立ち向かい頑張る姿にはやはり胸を打たれるもの。いい作品だった。

  • けんとまん1007 さん

    風。好きな漢字・言葉。風を感じる時、いのちを感じる。地方競馬を題材に、いろんな色が添えられている物語。それぞれの思いを持ちながら、それぞれの表現の仕方で明日へ進んでいく。人も馬も、変わりうるのだということ。ポテンシャルをどう感じ、活かすか。挫折の中で、次にどうつなげるか。読み進めるういに、読むのを止められなくなったくらい。このあと、どう、変わっていくのかも、とても楽しみ。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと… さん

    88/100点 最初は期待せずに読み始めたのですが、面白さに惹き込まれ、気がつけば一気読みでした。競馬好きでなくても楽しめる作品だと思いますが、競馬好きな私はより楽しめました。人と馬のふれあいを通じて、失敗と成功を繰り返しながら、主人公と厩舎で働く人たちの人生の絡み合いが丁寧に描かれていて、単なる競馬小説とは違う趣きがありました。地方競馬の置かれている深刻な状況や、競馬社会の中での女性騎手の大変さも、よく調べられていて全然違和感は感じませんでした。読後感も素晴らしくオススメの作品です。続編も楽しみです。

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