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山亭ミアキス 角川文庫

古内一絵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041135594
ISBN 10 : 4041135591
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日常から逃げ出したいあなたへ――

心に悩みを抱える人が迷い込む、森の中の不思議な宿「山亭ミアキス」。超絶美形のオーナーに不思議な従業員、ロビーでは暖炉が赤々と燃え、食事は絶品のアイルランド料理。しかし、泊まると間違いなく酷い目に遭わされる。ブラック部活に疲弊する少年、マタハラに悩む女性など、今日も救いを求める者がたどり着く。人をたぶらかす、謎めいた彼らの正体と目的とは――? 「マカン・マラン」シリーズの著者が描く、愛と涙の物語。

【著者紹介】
古内一絵 : 東京都生まれ。映画会社勤務を経て、「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年に『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、18年に同書で第6回JBBY賞(文学作品の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 布遊

    古内さんの本?と思ってしまう。5人が山亭に引き込まれるように入っていく。そこは、ちょっと不思議な世界。参考文献を見ると、神話や民話から来ているのかな?「抗う女」が良かった。

  • アクビちゃん@新潮部😻

    大好きな古内一絵さん💕 迷いを抱える人の前に現れる山亭ミアキス。マカン・マラン シリーズとは違い、ダークな感じが漂います。そのダークな雰囲気の一役たっているのが、山亭ミアキスのスタッフたちと、猫にまつわる神話。猫が可愛いだけではないように、人生は甘いだけじゃないよと諭され、だからこそ頑張れとエールを送られ、少し疲れていた私を励ましてくれました。猫って、自ら人の近くに居ることを選んだ唯一の動物だもの、猫パワーって凄い! パンガーさんの料理、食べてみたいな。

  • エドワード

    南東北の山奥。「山亭」の看板を掲げる宿が迎える、道に迷った旅人たち。アイドル事務所のマネージャー。恋人の予期せぬ妊娠から逃げる男。アラフォーの岐路に立つキャリアウーマン。アメフト部の厳しい顧問が怖い少年。自己肯定感が低く自殺を図る女性。麗しいオーナーやシェフのバンガー等と談話し、夢幻の世界を彷徨った彼らが、世界の見方を変えて現実世界へ戻っていく姿は、まさに心理学の認知療法だ。彼らは何者?オーナーの語る、長靴をはいた猫、アイルランドのケット・シー、インドのショスティ・マー等の神話が効いていて非常に面白い。

  • mayu

    ずっと気になっていた初読み作家さん。人間は臆病で脆くて弱い。困難に襲われた時、自分に言い訳して逃げ出してしまう時もある。そんな人達が辿り着く森の奥深くにある『山亭ミアキス』美しいオーナーに美味しい食事に救われたかと思いきや身体は全然休まらない。猫の神話に沿って、荒治療のごとく自分自身の迷いと逃げに向き合わされる。中々重い内容を突きつけられて息苦しくなるけれど山亭の独特の空気間に飲まれていく。猫は可愛いだけの存在では無い。今まで読んできた猫の出てくる小説とはひと味もふた味も違う一冊。

  • ٩( 'ω' )و~aki.info/@

    友人から受け取った時には、この本のタイトルや表紙の絵に対して、特別な印象は持っていませんでした。 数年前にマカンマランシリーズを読んでいたので、ところどころに散りばめられたスパイスにも心踊っていました。 読了後、あらためて表紙の絵を見て納得。(笑)

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