楽天の日々 草思社文庫

古井由吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794227027
ISBN 10 : 4794227027
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
400p;16

内容詳細

恐怖が実相であり、
平穏は有難い仮象にすぎない。
何も変わりはしない。

日本文学界の巨星が遺した晩年のエッセイを集成。
単行本未収録作品「林は日々に新しい」を追加。

解説=佐々木中「古井文学は万人の歌となる」
カバー装画=諏訪敦「古井由吉ver.1」

読むことと書くこと、古典語のおさらい、天気天象、花の香り、紅葉や黄葉、老い、死、大病と入院、ボケへの恐怖、最初の記憶、悪疫退散の願い、阪神淡路大震災、東日本大震災、永劫回帰、大空襲下の敵弾の切迫など、多様なモチーフを端正かつ官能に満ちた文章で綴る。

[目次]
I
夜の楽しみ
達意ということ
病みあがりのおさらい――島崎藤村、ホーフマンスタール
永劫回帰
紙の子
写実ということの底知れなさ
「が」地獄――芥川龍之介
日々の仕事
ティベリウス帝「権力者の修辞」――タキトゥス『年代記』
招魂としての読書
休暇中――カフカ
「文学は可能か」の泥沼で
老躁の風
いつもそばに本が
漱石随想
謎の書き込み
赤い門――夏目漱石
初めの言葉として《わたくし》――永井荷風、森?外、徳田秋聲、太宰治

II
埋もれた歳月
顎の形
夏に負ける
正月の安息
静かな新年
大年の静まり
年越し
時「字」随想
 危/復/節/安/熱/萩/豊/水/炭/寒/雨/花
日記
プロムナード
 身はならわしもの/よく見る、よく聞く/一寸の針/歯をくいしばる/夏の夜/時間をたずねて/年月の昏乱/六十五年目/撫子正月/虫の声/お彼岸過ぎ/囓りかけの林檎/空白の一日/後の月/土の上に/晩秋の匂い/人も年寄れ/年の瀬の奇遇/小春日和/討入り/穏やかな冬至/御用納め
楽天の日々
 「閉店休業」のかなしみおかしみ/閑と忙のあわいで/『断腸亭日乗』を読む/夜眠れなくなる商売/夏の精勤と軒の蔭/風に吹き抜けられる/遁世出離への「経済」/深くは解そうとせず/「照る葉」に荘厳を思う/風に埃の走る日には/降り積む雪の/日々に薄氷をふむ/来し方の花の消息/悪疫退散の願い/水のおそれと住居/赤ん坊はなぜ笑うか/?時雨と皆既日蝕/闇の中で白く光る/耳の記憶と恐怖/物覚えの勘定書き/辻々で別れ別れて/正月二日の流星/鳥は羽虫、人間は裸虫/空襲の夜の雛人形
草食系と言うなかれ
泰然自若の猛獣
大都市の山
老熟の有用知らぬ荒涼
人は往来
水豊かな城下町を包んだ炎
根岸
越す
もう死んでいる
林は日々に新しい
節を分ける時
自足の内から嵐が吹く
親の趣味
震災で心に抱えこむいらだちと静まりと
地震のあとさき
知らぬ翁
龍眼の香り
安堵と不逞と

解説 古井文学は万人の歌となる  佐々木中

【著者紹介】
古井由吉 : 1937年、東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2020年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 真琴 さん

    「恐怖が実相であり、平穏は有難い仮象にすぎない。何も変わりはしない。」(帯文より)古井由吉の晩年のエッセイ集。生老病死は避けることは出来ないことを突きつけられた。この方の言葉、文章に触れると背筋が伸びる。

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古井由吉

1937年、東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2020年2月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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