日本銀行「失敗の本質」 小学館新書

原真人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098253432
ISBN 10 : 4098253437
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
256p;18

内容詳細

黒田日銀はなぜ「誤算」の連続なのか?その疑問を解くヒントは、かつての日本軍の失敗研究にあった―。「異次元緩和」は真珠湾攻撃、「マイナス金利」はインパール作戦を彷彿とさせ、「枠組み変更」は沖縄戦に通じる。組織論の観点から見ても「あいまいな戦略目的」や「短期決戦志向」など両者は驚くべき相似をなす。だとすれば、異次元緩和とアベノミクスの行き着く先は「第2の敗戦」ではないのか―。朝日新聞編集委員による全く新しい日銀批判の書。

目次 : 第1部 黒田日銀「迷走の軌跡」―「時系列」から考える相似(“開戦前夜”―あらかじめ定められた目標/ 失敗の発端(2012年12月)「主戦論」への転換(ノモンハン事件)/ 奇襲(2013年4月)「異次元緩和」という名の宣戦布告(真珠湾攻撃) ほか)/ 第2部 アベノミクス「失敗の本質」―「組織論」から考える相似(あいまいな戦略目的―「デフレ脱却」とは何か/ 短期志向の戦略立案―「2年で達成」と断じたインフレ目標/ 空気の支配・非科学的思考―「アベノミクスは成功」連呼 ほか)/ 第3部 “平和な終戦”はありうるか―「誤算」続きの黒田日銀が残した教訓(迷走する経済政策/ 「第2の敗戦」へ/ 来たるべき“破局”の前に)

【著者紹介】
原真人 : 1961年長野県生まれ。早稲田大学卒。日本経済新聞社を経て、88年に朝日新聞社に入社。経済記者として財務省や経済産業省、日本銀行などの政策取材のほか、金融、エネルギーなどの民間取材も多数経験。経済社説を担当する論説委員を経て編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Francis さん

    朝日新聞でアベノミクス、日本の財政赤字に警鐘を鳴らし続けてきた原真人さんの新著。アベノミクスは原さんが揶揄的に用いたものを安倍晋三総理がパクったものだと聞いて驚き。2012年第2次安倍内閣成立後にアベノミクスを実行に移した日本銀行の動きを検討し、その失敗の原因を日本軍の失敗の原因を探った名著「失敗の本質」に当てはめて考察する。ギャンブル的なアベノミクスに代えて野田佳彦内閣の時に成立した三党合意のような消費税増税などの税収確保による財政赤字削減、高齢化社会にふさわしい持続的な社会保障制度の実現を呼びかける。

  • Daisuke Oyamada さん

    「アベノミクス」という 政府の赤字は日本銀行に紙幣を刷らせて解決する政策。 「アベノミクス」は成功であるかの様なムードに、 筆者は自分のおかしいのでは無いかと不安になり、 様々な信頼できる有識者に意見を聞いたところ、 ほとんどがアベノミクスや異次元緩和を 「危うい政策」と見ているのに、 なぜ警鐘が鳴らされないのか。 批判を許さない抑圧的な体質。 それはまるで戦時中、国民を全員洗脳・・・ https://190dai.com/2023/06/18/日本銀行「失敗の本質」-原真人/

  • あんさん さん

    一時の例外だったはずが、長期間または繰り返して行われると感覚がマヒしていく。やはり変なのだ。「御厨 アベノミクスって何か、今でもよく分かりませんが、安倍さんは「何かをやっている感じが大事だ」と。(中略)「『やった感』じゃないよ、『やってる感』だよ」なんですね。」

  • KIO さん

    日本の財政や日本経済の先行き、自分個人の生活の見通しを知りたいと思ったら、ぜひ読んで欲しいと思います。この本は、僕は元参議院議員の藤巻健史さんから知りました。日本がずっと続けてきた借金財政からの事実上の財政ファイナンスは、財政破綻かハイパーインフレにつながることを、著者なりに丁寧に記載した本です。ひと昔前の新書を思い出す、密度の高い文章で、昔のしっかりしたジャーナリストの文章を久しぶりに読んだようになりました。

  • スプリント さん

    銀行の実態について書かれた本は楽観論か悲観論に極端に振れた内容が多いですね。

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原真人

1961年長野県生まれ。早稲田大卒。日本経済新聞社を経て88年に朝日新聞社に入社。経済記者として財務省や経産省、日本銀行などの政策取材のほか、金融、エネルギーなどの民間取材も多数経験。経済社説を担当する論説委員を経て、現在は編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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