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アベノミクスは何を殺したか 日本の知性13人との闘論 朝日新書

原真人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952219
ISBN 10 : 4022952210
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

この国にたまる、巨大な崩壊のマグマ。残された選択は、アベノミクスからの脱却しかない!財政悪化をものともせず、国の借金を膨らませ、日銀の紙幣発行を「打ち出の小槌」のように扱う…。なぜこれほど異端で、危険な政策が10年超も続けられたのか。アベノミクスの「名付け親」とされた記者が、金融・財政・政治・行政・歴史・思想など、総勢13人の賢人たちとともに徹底検証する。

目次 : 第1章 すべてはクルーグマンから始まった(翁邦雄 リフレ論を巡る「岩田‐翁」大論争の当事者/ 白川方明 元総裁が語る「民主主義と中央銀行」)/ 第2章 財政破綻、日銀破綻もありうるのか(藤巻健史 異次元緩和の危うさを最も厳しく問うた/ 中曽宏 金融危機は、また来るか ほか)/ 第3章 成長幻想も経済大国の誇りも、もういらない(佐伯啓思 アベノミクスをなぜ見放さないか/ 山口二郎 「より良い未来」をあきらめた民意と長期政権 ほか)/ 第4章 エリートの背信が国民益を損なう(門間一夫 「効果なし」でも、やるしかなかった/ 柳澤伯夫 正論を吐かぬ主計局の責任は大きい ほか)/ 第5章 モノあふれる時代の「ポスト・アベノミクス」(水野和夫 アベノミクスの本質は「資本家のための成長」/ 小野善康 デフレとは「お金のバブル」)

【著者紹介】
原真人 : 1961年長野県生まれ。早稲田大卒。日本経済新聞社を経て88年に朝日新聞社に入社。経済記者として財務省や経産省、日本銀行などの政策取材のほか、金融、エネルギーなどの民間取材も多数経験。経済社説を担当する論説委員を経て、現在は編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 樋口佳之

    英国上院の公聴会にリモートで招へいされた白川元日銀総裁のお話とかおもしろかったですけど。んー。これ程消費税増税しかない!消費税税増税こそ善と繰り返されると…。著者日経から朝日で経済分野で働かれてきた方だと…。それ程大事なら、何のカラクリを使ったのか知らないけど、軽減税率など導入した新聞はどうなよのと鼻白む思いでした。そもそも財政規律と消費税導入後の実際の歴史はどうだったのよと。

  • ドラマチックガス

    自称「アベノミクスの命名者」が「アベノミクスは失敗だった」との証言を引き出すべく、各界の人々にインタビューをする…という本。MMTサイドの本を読むことが多かったので、MMTやリフレ派を完全否定し財政再建を主張するこの本はありがたかった。財政再建派の理屈、MMT・リフレ派批判の論理は難しい。ただ、と学会などから学んだ「難しいことをさも簡単そうに説明するものには注意しろ」という陰謀論対策の原則を踏まえると、原さんやこの本でインタビューされている人たちの言説こそ「難しい」で終わらせず耳を傾けるべきなのだろう。

  • 青雲空

    老後2000万円と言われ驚いた人は少なくなかった。その資金を確保したくてますます貯蓄に励む高齢者と予備軍。その結果、消費停滞・需要不足社会に陥っているという小野善康さんの説明が最も、説得力があった。 解消するには、民間ではなく公的消費で安心して暮らせる社会をつくること。医療や介護もその一環。そうすれば老人も安心してお金を使う。  祖母は80代後半になっても、いやなったからこそお金に執着していた。本人はもうすぐ死ぬなど思っていない。少しでも人生を伸ばしたい。福祉が弱かったからお金にすがるしかなかったのだ。

  • Francis

    「アベノミクス」と言う言葉の産みの親であり、最も厳しいアベノミクス批判者である原真人さんがアベノミクスに批判的な白川方明元日本銀行総裁ら13人にインタビューしたアベノミクス批判の集大成。一人だけ違うんじゃない?と言う人がいるが、13人目の「裏切者ユダ」的な役割を与えられているわけではないですよね(^^;冗談はさておき、黒田前日銀総裁の「異次元緩和」と言う財政ファイナンスは財政破綻をもたらしかねない危険なものであるのは間違いない。巻末の水野和夫、小野善康両先生の議論は資本主義の今後を考える上で参考になる。

  • しゅうと

    本書は、「アベノミクス」という政策を多角的に分析し、その是非だけでなく、現代日本が抱える様々な問題点を浮き彫りにしています。しかし、議論の偏りや読後感の重さなど、デメリットとなる点も存在します。これらの点を踏まえた上で、アベノミクスや現代日本の問題点に関心のある方にお薦めの一冊です。

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