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明治維新という過ち・完結編 虚像の西郷隆盛、虚構の明治150年 講談社文庫

原田伊織

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065118290
ISBN 10 : 4065118298
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan

Content Description

赤報隊を組織して冷酷に討幕戦を闘い「官」の中枢に成り上がり、十年後に西南の役で「賊」となり、死後再び「官」に祭りあげられた薩摩藩士・西郷隆盛。「官」と「賊」、すなわち正義と悪を往復した、明治維新という過ちを語るに不可欠な人物の本性とは?西郷を通して維新の本質を総括する、シリーズ完結編!

目次 : はじめに グランドデサインの描けない社会は崩壊する/ 第1章 「明治百五十年」という虚構の歴史/ 第2章 火の国 薩摩/ 第3章 嫌われ者西郷と島津斉彬/ 第4章 「軍好き」西郷の幕末動乱/ 第5章 明治復古政権の成立と腐敗/ 第6章 西南の役/ あとがきに代えて 明治百五十年、琉球と沖縄が訴えるもの

【著者紹介】
原田伊織 : 作家。歴史評論家。京都市生まれ。大阪外国語大学卒。広告代理店でマーケティング・プランニング、コピーライティングやTBS系列「赤いシリーズ」などの番組企画に携わる。2005年私小説『夏が逝く瞬間』(河出書房新社)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みやけん

    ★★☆☆☆西郷どんの放送中の今でしょと思い読みましたが、明治維新はグランドデザイン無きクーデターとなかなか辛辣です。確かにテレビでも慶喜とたもとを分かつあたりから違和感を感じていたのは事実。廃仏毀釈による破壊活動は現代から見るととても残念。もちろん維新あっての現在ではあるのだが・・・天皇を玉と呼び政争の材料とする長州。西郷ファンにはおすすめできない。個人的には大河ドラマ終了後に読むのが吉。

  • とも

    ★★★☆同じ作家の書く同じテーマの続編なので、前作の焼き直し感がある事は否定できない。が、少々題名に反して西郷に対する著述が少なすぎたような気はする。できればこれまでにあったような、もう少し強行に突っ込んでほしかったかと。

  • スプリント

    西郷隆盛は倒幕で燃え尽きてしまったのではないですかね。もしくは新政府の構想や政策をもともと持っていなかったか。

  • Mark X Japan

    西郷隆盛に限らず,明治維新の中心人物を検証しています。思いのほか,行き当たりばったりや適当なことが多かったようです。明治六年の政変などは,権謀術数が絡み合い何がどうなっているのかもよく分かりません。いろいろと考えさせられた三部作でした。☆:3.5

  • じゃますけ2

    西郷隆盛に関する書と思いきや、幕末からの多くの群像をとらえ直した書となっている。西郷隆盛が美化されていることへの反論として、いくつかのエピソードを書いてみえる。 これまで読んできた書も含めて、西郷隆盛はどういう人物だったのか、ある面で大変捉えにくい。 全く個人的思いだが、下野してから西南の役に向かっていく西郷隆盛は”諦念”という意識はなかったのだろうか。

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