本日は、お日柄もよく 徳間文庫

原田マハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198937065
ISBN 10 : 4198937060
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
381p;15

内容詳細

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

【著者紹介】
原田マハ : 1962年、東京生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年独立後フリーランスのキュレーターとして活躍。05年、「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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スピーチライターの話。政治家や企業のトッ...

投稿日:2021/07/04 (日)

スピーチライターの話。政治家や企業のトップっていかに人の心に刺さる言葉で話せるかが大事だと思うので、この職業がもっとメジャーになればいいのにと思いました。面白いです。

ゴロウ さん | 大阪府 | 不明

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面白い。漫画的な軽いノリと展開だけど、し...

投稿日:2021/04/21 (水)

面白い。漫画的な軽いノリと展開だけど、しっかり練られているので気にならずさくさく読める。凄く楽しめただけに、実際の政党がモチーフにされていることや(その顛末を知っているだけに・・)、後半起きる社会的な事件があざと過ぎるのが気になってしまった。

ナムリ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    新規開拓…のつもりが『ランウェイ☆ビート』が無自覚で既読だった。とにかく良い。少なくともここ5年くらいで一番心温まる本だった(そういう系統の物語をチョイスしようとしない自分のせいでもあるが)池井戸作品を女性目線にしてスタイリッシュにして登場人物の平均年齢を10歳以上引き下げて人間模様を多目にした感じ、ともいう(笑)つまり面白くないはずがない。"良いスピーチ"を文章で表す事自体、作家にとって物凄く勇気がいると思われるが、原田さん見事。惜しむらくは、現実世界の政治がグダグダ過ぎて物語を裏切っていった事か。

  • 馨 さん

    言葉の持つ力の凄さ。良くも悪くも私たちは色んなスピーチを色んな場所で聞いてきたことがあるけれど、眠いものもあれば惹き付けられるものもある、同じような内容でも声のトーンや抑揚で随分と印象が変わるのだと思いました。久美さんの仕事のプロフェッショナルレベルが半端なくかっこ良かったです。

  • ehirano1 さん

    こんなにも終始目頭が熱くなったのは本書が初めてです。腹いっぱい、胸いっぱい、元気いっぱい、そして幸せいっぱいになれた本書。お勧めです。

  • 鉄之助 さん

    冒頭の結婚式のシーンで、持って行かれた。ダリの絵のように輪郭がぐにゃぐにゃになるほどの睡魔に襲われる、つまらないスピーチ! 私もあるある、こんな経験。「最初の静かな一言と、最後の情感のこもったフレーズで、聴衆の感動のふり幅が決まるの」。スピーチ原稿を整えるプロの物語だった。確かに、「演説で世界を変えた」人々はいた。キング牧師、ケネディ、スティーブ・ジョブス…。しかし、話は、実物が連想される政治家や政党、企業が登場し、小さくまとまった感が強まり、面白さは半減。最後までのめり込めなかった。

  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    傑作。これほど感動をもたらした物語はなかった。人間個人の自己は他者なしでは成り立たないことを心に響かせた原田マハさんの筆力に感服。自己が発する利他的思いやりは、ある程度想像できる。しかし、原田さんの文章は、意識の中の想像になかった利他的思いやりを否応なく喚起し、感動を引き起こす。字面ではない。それに嫌味もない。読了後、人間の主体的に感じない情緒的な思いやりが存在すると思惟。スピーチの「本日は、お日柄もよく」「最後にもう一度、言わせてください」は忘れられない。心を大きく揺さぶってくれた原田さんに尊敬と感謝。

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人物・団体紹介

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原田マハ

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五

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