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星がひとつほしいとの祈り 実業之日本社文庫

Maha Harada

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408551456
ISBN 10 : 4408551457
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan

Content Description

時代がどんな暗雲におおわれようとも、あなたという星は輝きつづける−注目の著者が静かな筆致で女性たちの人生を描く、感動の七話。

【著者紹介】
原田マハ : 1962年、東京生まれ。96年、学士入学した早稲田大学卒業。キュレーターを経て2006年、日本ラブストーリー大賞受賞作『カフーを待ちわびて』でデビュー。12年、『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルに惹かれ読んでみました。日本各地...

投稿日:2021/07/04 (日)

タイトルに惹かれ読んでみました。日本各地の美しい自然が目の前にあるような描写と、それぞれの短編で描かれる登場人物たちが素敵でした。するりするりと読みやすいが故に強烈な印象は残りませんが、落ち着いて読める一冊だと思います。

くるりーむ さん | 福岡県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    原田マハさんというのは実に器用な作家だ。キュレーターの経験を活かした『楽園のカンヴァス』もあれば、『カフーを待ちわびて』のような恋愛小説も書く。ここに収録されているのは、そうしたマハさんの器用さが遺憾なく発揮された作品群である。最初の物語こそ東京だが、以下は日田、松山、白神山地、佐渡、長良川、四万十とそれぞれに物語の舞台が選ばれ、またその地の方言が巧みに配される。そして、いずれもそれぞれの年代の女性たちを描きながら、そこには必ず希望がある。読後感は悪くないのだが、その器用さが逆に通俗に堕す危険もはらむ。

  • 鉄之助

    ドラマチックな展開は少ないものの、「祈り」と「星」が散りばめられた短編集だった。特に、最後の「沈下橋」が心に残る。高知の四万十川に47カ所あるというこの橋。「嵐のときには水に沈み、じっと耐える橋。空が晴れ渡れば、再び姿を現す」。不器用だが、健気に生きる母と娘が心に引っかかった。

  • しんごろ

    各世代の女性にまつわる短編(^o^)まず舞台がどれもいい(^o^)大分県日田市、愛媛県松山市などなど(^o^)さすが「フーテンのマハ」と呼ばれる原田マハさんの舞台設定にはいつも感心します(*^o^*)そして、まさかのハグとナガラの続編…いいねえ(*^o^*)表題作は個人的に大好きです(^o^)再読時のBGMは鈴木祥子でバッチリ(笑)(^_^)v

  • ウッディ

    女性を主人公にした7編の優しい短編集。キラリと輝き、じわりと心の襞に浸み込むような良い話が多く、そんな内容を暗示するタイトルも素敵です。特に、白神山地ツアーで出会った若い女性に人生の寄り道の大切さを説く「寄り道」、娘とその婚約者と愛する夫との思い出の地を巡り、幸せだった夫婦生活を振り返る「長良川」が良かった。旅好きの原田さんらしく、旅先での出会いを描いた話が多く、自粛ムードが続くこの時期だからこそ、どこかに行ってみたいという想いが強くなりました。いつか白神山地には行ってみたい。面白かったです。

  • ミカママ

    マハさんのセンスの良さが感じられる一冊。装丁のシンプルさ、各章タイトルに添えられた横文字。長良川が「River Runs Through It」とか。そしてこれは、母と娘の物語、なのかな。私も日本の母に電話しよう。

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