アノニム 角川文庫

原田マハ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041092941
ISBN 10 : 4041092949
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は7人の仲間とともに会場へ潜入した。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に“アノニム”と名乗る謎の窃盗団からメッセージが届く。「本物のポロック、見てみたくないか?」その言葉に誘われ、英才は取引に応じるが…。才能の出会いが“世界を変える”1枚の絵を生み出した。華麗なアート・エンタテインメント!

【著者紹介】
原田マハ : 1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史科卒。伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年にフリーランスのキュレーターとして独立。05年『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を受賞。17年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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面白かったけどキャラクターが沢山いすぎて...

投稿日:2021/04/12 (月)

面白かったけどキャラクターが沢山いすぎて本一冊にまとめるには若干無理がある感じがしました。シリーズ化したらもっと面白そうだなと思いました。

くー さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • SJW さん

     アート義賊団であるアノニム集団が香港の高校生の張英才を目を付け、ジャクソン・ボロックの作品「ナンバー・ゼロ」をターゲットとしたプロジェクトの顛末。香港での学生運動の中で進む話の展開は正に少し前の香港を表しているよう。以前、出張で訪問した香港のビルや風景が手に取るようにイメージでき、とても懐かしく思った。またアートのオークションの様子も知ることができ、知らない世界を垣間見れてとても良かった。

  • KAZOO さん

    原田さんの絵画ものですがいつものと違ってエンターテイメント系ですね。この中のジャクソン・ポロックは私も以前から好きで映画でもエド・ハリスが演じていたのを見たことがありました。さまざまな人物が登場し過ぎで若干拡散してしまった気がします。もう少し香港の若い人物を中心にした方がよかったのかも?

  • MI さん

    ジャクソン.エポックの幻の傑作「ナンバーゼロ」のオークションが迫る香港。建築家であるミリは7人の仲間と共に会場に潜入した。一方、アーティストを夢見る高校生英才に【アノニム】と名乗る窃盗集団からメッセージが届く。「本物のエポック見てみたくないか?」時代は学生運動が起こっている香港。英才とアノニムとの関係と史上最大のオークションの対比が面白い。最後の英才のスピーチと演出に鳥肌がたった。最高のアートエンターテイメント。窃盗集団の目的とオークションのスピード感に引き込まれた。

  • ふじさん さん

    ジャクソン・ポロックの幻の作品「ナンバー・ゼロ」をオークションで競い落そうとする美術専門の窃盗団の冷血なリーダーのゼウスと彼らの手から傑作を守りつつ、人間とアートの可能性を張英才や香港の若者に伝える謎のアート窃盗団(アノニム)の活躍を描いたアート・エンタテイメント。最初は読みずらさを感じたが、読み進むうちに面白さを実感できた。アノニムの立ち上げの趣旨がアートの保護や可能性に重きを置いており原田マハのアートへの思いと繋がる。圧巻は、ナンバー・ゼロのオークションシーンだ。思わず手に汗握る迫力がある。

  • mayu さん

    2021カドフェス。アノニム。その集団は、美術作品をあるべき場所へ、見るべき人のもとへと届けようとする。「アートで世界を変えられるかもしれないと思うことが大切なんだ」その気持ちを抱いて描いた画家の傑作を、アーティストを夢見る男子高校生のもとへ。始める前から諦めないで。できるかもしれないって信じて、やってみること。諦めるのはやってみてからでもいい。そんなメッセージを感じた。贋作を掴まされたゼウスはこのまま気づかないままなのか。アノニムの次なる活躍はあるのか。まだ広がりそうな予感。

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人物・団体紹介

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原田マハ

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五

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