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ランチ酒 今日もまんぷく

原田ひ香

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396636098
ISBN 10 : 4396636091
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

“見守り屋”の犬森祥子のもとには、様々な依頼が舞い込む。話し相手になったり、頼まれれば片づけをしたり、夜から朝までひたすら人を見守るのが仕事だ。夜勤明けの楽しみは「ランチ酒」。仕事の疲れを癒しながら、離れて暮らす一人娘に、これからの人生に思いを巡らす。そんなある日、十歳になった娘から「話したいことがある」と連絡が入り―。思い出の餃子×ビール、遠くへ行きたくなるお好み焼き×レモン酎ハイ、好きな人と食べたい白いオムライス×白ワイン…。

【著者紹介】
原田ひ香 : 1970年神奈川県生まれ。2006年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    原田 ひ香は、新作中心に読んでいる作家です。読み続けている「ランチ酒」シリーズも第三弾となりました。角谷氏とのランチデートは主旨が違う気もしますが、安定の面白さでした。 オススメは、『蒲田 餃子』&『高円寺 天ぷら』&『新橋 鰤しらす丼』です。 https://www.coffret-web.jp/lunchsake-3/1/

  • りぃぃ

    食べ物の描写にリアリティがあって、思わずゴクリ。食べたーい!!飲みたーい!! 読後に第3弾だったことを知る💦

  • fukumasagami

    『犬森洋子には、明確な基準がある。酒に合うか合わぬかだ。』見守り屋からの脱却、あらたなる生活をはじめる主人公。それでもおいしいものを食べて呑んで生きる活力にしていくだろう。

  • Yunemo

    みんな実在するお店なんでしょう。ぜひとも味わってみたい料理ばかり。祥子の見守り屋夜勤明けのそれぞれの依頼人への心情、自身のプライベートの心情が、選んだ食事と酒の絶妙さが相俟って、じわりと胸に刻み付けられます。食べる喜びも、一人の場合と二人の場合との違い、いいものですね。人が人に惹かれ、心から一緒にいたいと思う時間はごくわずか、それはうつろうかもしれないけれど、だからこそ小さな疑惑にこだわるよりも、今の気持ちに素直になろう。なんだか身に沁みますね。祥子の心の揺れを、それぞれのランチ酒によって表現されてます。

  • Karl Heintz Schneider

    蒲田・餃子 稲荷町・ビリヤニ 新宿御苑前・カオマンガイ 池尻大橋・よだれ鶏 荻窪・ザンギ 新橋・鰤しらす丼。新大久保ではサムギョプサルを食べる。この地は韓国料理店が多いことで有名だがその理由が書かれていた。かつてここにはロッテの工場があり韓国人労働者が多く働いていた。彼らの腹を満たすために韓国料理店が数多くできたという。ロッテと言えば発祥は韓国である。わたしは中学・高校時代山手線を使って登校しており電車の中から毎日のようにロッテの看板を見ていたことを思い出した。その跡地は大きな住宅展示場になったようだ。

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