夏の花ほか 戦争文学 教科書で読む名作 ちくま文庫

原民喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480434135
ISBN 10 : 4480434135
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原民喜 ,  
追加情報
:
272p;15

内容詳細

これまで高校国語教科書に掲載されたことのある、戦争をテーマにした短編小説集。教科書に準じた注と図版を付した。理解を深める名評論も収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 空猫 さん

    教科書に載る、名作アンソロジー。ヒロシマのあの日…原民喜『夏の花』。植民地時代の上海で…武田泰淳『審判』。戦争の悲劇はこんな処にまで…山川方夫『夏の葬列』。終戦前夜の満洲国で…三木卓『夜』。三十年後に背中に刺さったままのガラス片を取り出して…林京子『空罐』。あの収容所で諦めたような微笑が…遠藤周作『カブリンスキー氏』。戦争末期、前線へ向かう中年兵士たち…大岡昇平『出征』。殺さねば殺される…ティム・オブライエン『待ち伏せ』。体験者が紡ぐ言葉は熱量が迫力がハンパなかった。

  • ちゃこばあ さん

    夏の花は原爆投下時の広島の陰惨な光景。武田泰淳さんの審判は兵士として犯した罪に苛まれる者。山川方夫の夏の葬列も短くして強烈。終戦前日の記憶を葬るために訪ねた地で更に一生続く罪の思いを抱えることに。 他5編。どの作品もとても心に刺さる。そして高校の教科書に載っていたことに驚いた。過去のことであっても忘れてはいけない。戦争で亡くなった人、どちら側にいたにしろ傷ついた人々、全ての人の心が安らかになれますように。

  • まると さん

    戦争を想う8月。原民喜「夏の花」を読みたいと思って手に取ったが、他の作品もなかなかの秀作でした。武田泰淳の「審判」は終戦2年にして中国での日本の戦争責任を鋭く問うたもの。中国で終戦を迎えた邦人の内情をよく表しています。1983年にこれが高校の現代文の教科書に採用されたということ自体、素晴らしい。林京子「空罐」は両親を原爆で亡くした女の子のエピソードが切なく、涙腺が弛んだ。昭和の作家の作品は視覚、嗅覚の描写が美しく、当時を知らない現代人にもその場の情景が浮かんでくる。教科書に載って然るべき名文ぞろいでした。

  • やどかり さん

    『夏の花』が読みたくて図書館で借りたが、どの作品も戦争の情景を心に訴えかけてくるものがあり良かった。普通の人が戦争で人生が狂わされてしまい、一生それを抱えて生きねばならならないのは残酷なことだ。さすが教科書に選ばれた作品だ。

  • リョウ さん

    戦争にまつわる短編集だが、教科書に掲載された作品であり、考えさせられる内容のものが多かった。単に戦争と言っても原爆、満州からの引揚げ、外地へ駆り出された兵士、疎開先での思い出など様々な情景が描かれており、学ぶものも多い。

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