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佳代のキッチン ラストツアー

原宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396636166
ISBN 10 : 4396636164
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan

Content Description

厨房車に手書きの木札一枚下げて、日本全国ふらりふらりと、移動調理屋“佳代のキッチン”を営む佳代。ところが新型コロナウイルスの蔓延で、営業休止を余儀なくされた。そんな折、佳代は函館の食堂『自由海亭』閉店の報を耳にする。調理屋名物“魚介めし”に深いゆかりのある食堂だ。佳代が探し続けている両親との懸け橋になってくれた恩もある。居ても立ってもいられなくなった佳代は、厨房車に飛び乗って函館へ。こうして、コロナに喘ぐ人々を訪ねる、佳代の長い旅が始まった―。

【著者紹介】
原宏一 : 1954年生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て『かつどん協議会』で作家デビュー。『床下仙人』(祥伝社文庫)は2007年啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれ、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • machi☺︎︎゛

    料理が出てくる本が好きでよく読むけれど、その中でもこの佳代のキッチンカーシリーズは大好きで今回が最終巻ですごく寂しい。「いかようにも調理します」の看板をかけて気の向くまま日本中を旅する佳代。最終巻は今まで出会ってきて佳代のお節介によって幸せになった人達にもう一度会いに行くという旅。新しい一歩を踏み出している人やコロナ禍で大変な中でも頑張っている人達を見て佳代も自分自身の幸せを考えるようになる。最終的に佳代が選んだ人生は最も佳代らしく応援したくなるものだった。

  • ゆみねこ

    キッチンカーで日本全国を「移動調理屋」を営みながら旅をする佳代。コロナ禍で弟の住まいで暮らすこと半年、函館の恩人の食堂が閉店したとの報を耳にしたのをキッカケに函館へ。恩人の息子を立ち直らせ、長い全国行脚が始まる。時に落ち込み、弟に励まされ、巡り巡って小豆島へ。ハッピーエンドでシリーズ完結、面白く読了!

  • まちゃ

    シリーズ第4弾だったことを知らずに手にしました。でも問題なく読み切れました。キッチンカーで日本全国を旅する佳代の人々との交流を描いた物語。佳代がキッチンカーで北へ南へ、コロナに喘ぐ人々を訪ね、料理で元気づける。フーテンの寅さん風の人情もので気軽に読めました。ほのぼのとした読後感。

  • ジュール リブレ

    『ヤッさん』に続いて『佳代のキッチン』も最終章。函館、盛岡、大泉(群馬)、船橋、十三(大阪)、灘(神戸)、五島列島福江島、熊本、大分、小豆島と全国津々浦々で店開き。絶品魚介めしに地のものを活かした手料理の数々。かつて付き合いのあった人々を訪ねての再会が時代を感じさせるけど、義理人情、世話ものの現代版はラストまで健在。これ、映像化したらいいのに。なんか寅さん女性版だよね。

  • シリーズ完結編。これまでの登場人物が総出演し、最終回らしい内容でした。『ヤッさん』シリーズのメンバーも登場して楽しかったです

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