「公益」資本主義 英米型資本主義の終焉 文春新書

原丈人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611041
ISBN 10 : 4166611046
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原丈人 ,  
追加情報
:
256p;18

内容詳細

「会社は株主のもの」という英米流株主資本主義の「短期利益」重視と「中長期投資」軽視で、株主だけが潤い、会社は資金と研究開発力を奪われ、従業員の賃金は下げられる。米国で米国流ビジネスの限界を学んだ最強のベンチャー事業投資家が、「会社は社会の公器」という日本発の21世紀型資本主義を提唱する!

目次 : 1章 グローバリズムの終焉/ 2章 日本と世界を滅ぼす株主資本主義/ 3章 アメリカでアメリカモデルの限界を知る/ 4章 公益資本主義とは?/ 5章 公益資本主義の12のポイント/ 6章 公益資本主義・実践編―モノづくり最適国家の実現/ 7章 対談 GDP600兆円実現のために

【著者紹介】
原丈人 : 1952年大阪生まれ。アライアンス・フォーラム財団代表理事。デフタ・パートナーズグループ会長、内閣府本府参与。慶應義塾大学法学部卒業後、考古学研究を志し、中央アメリカへ渡る。スタンフォード大学経営学大学院、国連フェローを経て同大学工学部大学院を修了。主に情報通信技術分野で新技術を創出する企業の育成と経営に注力し、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとなる。ポスト・コンピュータ時代の新産業を先導するだけでなく、新技術を用いた新興国の支援など幅広い分野で積極的な提言と活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ごへいもち さん

    株主第一の弊害。こんなにまともなことを長年言っておられるのに世の中聞く耳を持たない人が多いんだろうな

  • ジュール さん

    著者はすごい経歴の人で、政府の専門家会議のメンバーでもある。でも肝心の公益資本主義がどうしたら実現できるか?はかなり不確か。またその理想とするところが少し前の日本式経営では世界の競争に勝てるのか? 80年代のGreed is Goodはさすがにないと思うが、公益のためにどこまで会社が動くのか? それと環境への提言が弱い。 書評は良かったのだが失望。

  • ネコ虎 さん

    株主資本主義批判は、実務家だけあって説得力がある。株主資本主義によってアメリカがダメになり、日本もドンドン侵食されてきている。問題点の指摘はいちいちもっともだけど、オセロゲームのように黒を白にひっくり返しているだけでは、単に文句を言っているにすぎず、相手に届かない。これでは「金儲けは悪いことか」という村上世彰に十分反論できない。会社は社会の公器だとか公益資本主義を唱えても、投資ファンドからすれば屁でもない。大事なことははっきりと理論的に株主資本主義は間違っているといわないといけない。

  • 陽麿(お陽さま麿やか) さん

    今こそ日本はモノ作り立国に立ち返る時

  • のり さん

    基本的には批判的な評価。所謂新しい資本主義の本。現在の株主至上主義は間違っている。会社は株主の物ではなく、利益は利害関係者全員に分配されるべきもので社会の公器であるべきという考え方。分からんでもないが極端過ぎ。株主は短期で利益を出すことを要求するので、短期的なマネーゲームになる。短期の税金を上げて潰し、長期的な流れにすることで企業もリスクをとりチャレンジすることができる。じゃあどれぐらい長期的かというと、これは比喩表現ではあるが、本文中で考古学をやっていたおかげで洗脳されずにすみました。

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