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ドキュメンタリーは格闘技である 原一男 Vs 深作欣二 今村昌平 大島渚 新藤兼人

Kazuo Hara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480873859
ISBN 10 : 4480873856
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan

Content Description

「ゆきゆきて、神軍」「さようならCP」など異色のドキュメンタリーで有名な原一男。彼と日本映画の巨匠が語る映画・エロス・虚実についての極私的な対談集。

【著者紹介】
原一男 : 1945年生まれ。山口県宇部市出身。1972年、小林佐智子と「疾走プロダクション」を結成。次々に先鋭的ドキュメンタリー作品を発表、高い評価を得る。1987年の『ゆきゆきて、神軍』により、ベルリン映画祭カリガリ映画賞、パリ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞。1991年より文化庁新進芸術家在外研究員としてアメリカに留学した。1995年、次世代のドキュメンタリー作家の養成を目指し、自ら塾長となって「CINEMA塾」を開塾。現在、大阪芸術大学映像学科教授。シューレ大学アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nizimasu

    原一男監督の作品は大体見ているけどそのパーソナリティは本人が直接的に出演していないので「しつこく被写体を追う人」というイメージにすぎなかった。「CINEMA塾」というイベントでの巨匠の面々との対談をまとめた対談集。これがまさに原監督の人となりがよくわかりかつドキュメンタリー作品論でもあるのが面白い。何しろ白眉なのが最初に登場する深作欣二監督との対話。やたらと「共演した女優と性的関係を持つと後の撮影はしにくくないか」という疑問で後に登場する今村昌平にも聞いているから相当気になっていたのかな。何とも人間臭いw

  • keroppi

    壮絶なドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」の原一男と、今は無き深作欣二、今村昌平、大島渚、新藤兼人の対談集。映像のリアリティと格闘する監督たちの激白。久々に監督たちの作品を見てみたくなった。「CINEMA塾」で行われたという他の対談も読んでみたい。

  • 大泉宗一郎

    日本ドキュメンタリー映画の神様・原一男監督と、深作欣二、今村昌平、大島渚、新藤兼人など錚々たる映画監督らと虚構と真実について語り合った対談を収めた一冊。著者の傑作映画『ゆきゆきて神軍』の原案となった『軍旗はためく下に』の深作監督と『ゆきゆきて』で実際にあった人の殺害場面を撮るか否かの議論や、問題作『人間蒸発』の隠し撮りというモラルのタブーを犯す際の葛藤(今村の返答はのらりくらりしているが)、大島の『忘れられた皇軍』や新藤『裸の島』の制作秘話など、プロのインタビュアーとして映画に対する理解度を深めてくれる。

  • imagine

    掲載されている対談が行われたのは約20年ほど前。原一男監督のミスでお蔵入りになりかけていたところ、newCINEMA塾の再開により陽の目を見た本。ドキュメンタリーへの注目が高まりつつある現在、先人達の生の声に触れられる貴重な資料となっている。巨匠相手に、ごまかしや建前を許さない聞き手に徹する原一男監督はさすが。

  • Kazuo Ebihara

    何故、今? 本書は、筑摩書房の2月の新刊。 『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督が 4人の巨匠とドキュメンタリー映画について語り合った。 深作欣二、今村昌平、大島渚、新藤兼人。 皆、鬼籍に入られている。 1995年から98年に掛けて、 原が主宰する「CINEMA塾」で行なわれた 過激な対談を書き起こしたもの。 何故、出版がここまで遅れたのか。 その答えは、あとがきに記されていた。 日本映画好きには堪らない一冊。 ドキッ、麺、足りんわ。カツ丼付きでも。 春は揚げ物。

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