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基地国家の誕生

南基正

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784490210903
ISBN 10 : 4490210906
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1953年1月31日当時、日本国内733ヵ所に米軍基地が展開していた。朝鮮戦争の「前線基地」であり「生産基地」や「後方基地」としても戦争に参画した日本。日本政府、旧軍人、右翼、左翼、学者、ジャーナリスト、マスコミ、そして大衆は、米軍基地とどう向き合ったのか?

目次 : 序章 「日本=基地国家」論の提起/ 第1章 朝鮮戦争直前、東アジア冷戦の中の日本―冷戦の前線/ 第2章 朝鮮戦争の勃発と日本―「基地国家」の誕生/ 第3章 特別需要の発生―「生産基地」日本/ 第4章 日本の戦争協力―「基地国家」の戦争と外交/ 第5章 再武装論の登場―「普通の国」論の源流/ 第6章 武装闘争の失敗―「基地国家」における革命と戦争/ 第7章 「戦後平和主義」―「基地国家」における平和論/ 第8章 朝鮮戦争の勃発と日本国民―「基地国家」の選択/ 終章 「基地国家」の誕生とその含意/ 補論 朝鮮半島休戦体制解体の中の「基地国家」日本

【著者紹介】
市村繁和 : 翻訳家、独立研究者。主な関心領域は、近現代東アジア交流史ならびに日韓の社会文化交流。韓国外国語大学国際地域大学院韓国学科にて博士学位(韓国学「韓国社会・文化専攻」)を取得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    独立回復後の国家像を巡り、戦前並みの国防国家を目指す右翼や旧軍部の勢力は根強かったが、彼らに弾圧された経験を持つ吉田首相は軽武装国家を望んだ。そこに朝鮮戦争が起きると、吉田は基地存続で国防を事実上米軍に委ねて軍の代わりとし、憲法が掲げる平和国家を空洞化させた「基地国家」として再出発させた。一方で米軍の後方基地となった日本を攪乱すべく、ソ連は共産党を武装蜂起させたが失敗した。いわば吉田は反共を掲げて右派の再軍備論を抑え、左派は共産党の暴走で支持者を失望させ、国民には特需を与える三兎を追う策を成功させたのだ。

  • takao

    ふむ

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