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若い読者のための日本近代史(仮)Php文庫

Kazutoshi Handou

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569761701
ISBN 10 : 4569761704
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
April/2014
Japan

Content Description

昭和史関係の本を相手にして、相撲ではないが、あの手この手と、いわゆる手練手管のかぎりをつくして取っ組んだものを、いくらかは役に立つかと思って集めた―。本書は昭和史の第一人者が、日露戦争から戦中・戦後に至るまでの日本の歩みを知るための名作を、徹底解説したもの。本を読むことの面白さを味わうとともに、歴史の実相にも迫ることができる読書ガイドの決定版!

目次 : 第1話 名言『坂の上の雲』(司馬遼太郎)(軍備増強における奇跡/ 苦しみ抜いた末の開戦 ほか)/ 第2話 「暴支膺懲」の時代(排日・反日・嫌日の中国―芥川龍之介『支那游記』/ 満洲事変の陰にあるもの―池宮彰一郎『事変〜リットン報告書ヲ奪取セヨ〜』 ほか)/ 第3話 「撃ちてしやまむ」の時代(真珠湾に突撃していった青年―獅子文六『海軍随筆』/ 老獪なイギリス対日政策―徳本栄一郎『英国機密ファイルの昭和天皇』 ほか)/ 第4話 海軍を知る余話として(海軍批判と心からの鎮魂―阿川弘之『日本海軍に捧ぐ』/ 海軍がドイツに傾斜したわけ―千早正隆『日本海軍の戦略発想』 ほか)

【著者紹介】
半藤一利 : 作家。1930年、東京生まれ。1953年、東京大学文学部卒業。同年(株)文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」名編集長、出版局長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞)『日本のいちばん長い日 決定版』(以上、文春文庫)、『昭和史』1926‐1945・戦後篇1945‐1989(毎日出版文化賞、平凡社ライブラリー)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    近代日本史というより、日露戦争前後から第二次大戦後までの戦争史及びそれに関する本である。最初に本書の三分の一ほども占める『坂の上の雲』、つまり日露戦争についての言及で、彼の日露戦争を戦った軍人や日本国への思い入れ、そして司馬氏への敬愛がよくわかる。本書の最後でも再び司馬氏に、その最後に書かれた作品に触れている。第二次大戦の話は詳しすぎて読むのに辟易する部分もあったが、要するに情けない日本のトップが起こした戦争で、なぜ避けられなかったのかと言いたいのだろう。吉村昭氏、阿川弘之氏への思いも深い。

  • り こ む ん

    今の若い人に読んで。と、言っても興味が湧きそうか?と、聞かれたら疑問もあるけれど、近代史を読みたいけれど…って人には、読む前のちょっとした解説本になるかもしれない。主に昭和史本なのだけど、半藤さんとその作者のエピソードなども語られて、作品とその人柄、作品に対しての姿勢が、伝わってくるので、個人的は面白い。司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」に関しては、一章を割いているあたり、半藤さんにとって、司馬遼太郎とゆう存在の大きさが伺える。

  • ヨーイチ

    図書館本。看板に偽りありで、「若い読者」に勧めるには渋すぎる本が多いし、「日本近代史」も基本大東亜戦争絡みばっかり。出版社のセンスかなぁって気もする。「長距離列車乗車前にキオスクでご対面、車中で読み切り」本。PHP文庫ってそんなイメージなのです。それでもこの本は予想外の当たり。一番の読みものは「坂の上の雲」についての解説で、「敢えて史実を無視して小説としての効果を重視した箇所」が指摘されている。司馬遼太郎の死後公開、発見された資料も沢山有るらしい。あと特攻隊員が仲間内で交換した川柳が残っている。続く

  • Cinejazz

    本文庫のサブタイトル『私が読んできた本』とある通り、半藤一利さん自身が感銘を受けた作品と作家にスポットを当て、歴史探偵として縦横無尽に(作家と読者に気配りしながら)語った半藤流の読書ガイドです。司馬遼太郎の『坂の上の雲』に始まり『この国のかたち』で締めているように、思いの丈を存分に訴えて余りあります。本文庫の白眉と言っても差し支えない解説と思います。

  • ケイト

    どこまでも史実を求めながら、戦前戦中の日本を、他の作家さんの本や対談をもとに解説されている。学校ではなかなか深く学ぶ機会の少ない近代史。もっと知りたいと思った。

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