真珠湾の日 文春文庫

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167922528
ISBN 10 : 4167922525
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
追加情報
:
528p;16

内容詳細

1941年12月8日、日本軍は真珠湾を奇襲攻撃した。なぜ「必敗の戦争」を始めたのか。7カ月に及ぶ熾烈な外交交渉の内幕、その果てに訪れた開戦の日の24時間の詳細な推移とは。膨大な公刊資料、証言、日記などを元に、東京、ワシントン、ホノルル、マレー半島と舞台を移しながら克明に記録した傑作ドキュメント。

目次 : 第1部 ハル・ノート/ 第2部 開戦通告/ 第3部 輝ける朝/ 第4部 捷報到る

【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、10年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、18年「昭和史」(全二巻)で第60回毎日出版文化賞特別賞、27年第63回菊池寛賞を受賞。令和3(2021)年1月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Sam さん

    1941年12月8日の真珠湾奇襲攻撃に至るまでの外交交渉の内幕と開戦前後の推移を詳細に描いたもの。なんとなく近現代の歴史には食指が伸びないのだが本書は非常に興味深く読むことができた。読み手を引き付けるこの面白さは当時の各国首脳、軍人、新聞記事、さらには市井の人々(とはいっても評論家や作家だが)の多くの発言や日記、記録を巧みに引用したことによってその時代の空気感がありありと感じられるところにあると思うが、著者の歴史観に頷くところが多かったことももう一つの要因。「日本のいちばん長い日」も読まねばな。  

  • へくとぱすかる さん

    「日本のいちばん長い日」以上の大冊で、読了までかなりの期間がかかった。ミレニアムの年に書かれた本だが、見事に太平洋戦争が始まった時代の空気を再現している。意外なことに開戦を熱烈に歓迎したのは国民の方で、半藤さんはこれを幕末以来の「攘夷」の続きとみている。太平洋をはさんでお互いに人種差別的な世論がぶつかり合っているさまを読むと、平和を確実にするには、政治家よりも、一般の人々の意識こそが重要だと思う。昭和初期からの日中戦争、あるいは半藤さんの著書にあるように日露戦争期にまで、その原因を遡る必要があるだろう。

  • りんだりん さん

    1941年12月8日、日本軍は真珠湾を奇襲攻撃した。そこに至るまでの日米の外交交渉、駆け引きの内幕、そして「真珠湾の日」当日の24時間の詳細について、膨大な資料を時系列に整理して提示してくれている。日米それぞれの目線から、そして市井の人、ジャーナリスト、政治家、軍人、天皇などさまざまな人の目線から描くことで全体を立体的に捉えることができるようになっている。読んでいると、まるで自分がそこにいるかのようだ。世界がきな臭くなってきている昨今、今一度歴史から学ぶ時がきていると思う。★4

  • ひめの さん

    太平洋戦争の開幕、真珠湾攻撃の様子を時系列に沿って描く。前半は主に日米交渉の模様と作戦企画。中盤で攻撃のもよう。後半は日米の首脳、国民の雰囲気などが描かれる。ハル・ノートのミステリー、ルーズベルトの陰謀論、宣戦布告の通告の遅れ等様々か謎があり、それを考えるのも面白かった。また、多数の当時の回想文などを引用していて当時の雰囲気を伺えた。緻密に情報をとらえて書くことで、短絡的に◯◯が悪い、ではなく数々の人々の思惑と国民を雰囲気が開戦とそれに続く敗戦に突き進んで行ったのだなと感じた。

  • onepei さん

    陰謀論を否定しているのもよい

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文

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