「昭和天皇実録」の謎を解く 文春新書

半藤一利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610099
ISBN 10 : 4166610090
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
302p;18

内容詳細

87年の生涯にわたり、日々の動静を克明に記した「昭和天皇実録」。史実として認められたことがある一方で、書かれなかったことも。昭和史の知識と経験が豊富な4人が、1万2千ページの厖大な記録に挑む。

目次 : 第1章 明治三十四年〜大正元年―初めて明かされる幼年期の素顔/ 第2章 大正十年〜昭和十六年―青年期の栄光と挫折/ 第3章 昭和六年〜昭和十一年―昭和天皇の三つの「顔」/ 第4章 昭和十二年〜昭和十六年―世界からの孤立を止められたか/ 第5章 昭和十六年―開戦へと至る心理/ 第6章 昭和十七年〜昭和二十年―天皇の終戦工作/ 第7章 昭和二十年〜昭和二十二年―八月十五日を境にして/ 第8章 昭和二十年〜昭和六十三年―“記憶の王”として

【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5(1930)年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任

保阪正康 : 昭和14(1939)年、北海道生まれ。ノンフィクション作家、評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。同志社大学文学部卒業。2004年、昭和史研究の第一人者として菊池寛賞受賞

御厨貴 : 昭和26(1951)年、東京都生まれ。東京大学名誉教授。東京大学先端科学技術研究センター客員教授、政治学者。東京大学法学部卒業。TBSテレビ「時事放談」の司会も務める

磯田道史 : 昭和45(1970)年、岡山市生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部教授、歴史学者。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。NHK BSプレミアム「英雄たちの選択」の司会も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    昭和天皇実録がついに完成したことを受けて識者四人が各々の解釈をしてみた1冊。いろんな人がいろんな思惑を持って動いているんだなと思った。私も最後まで昭和天皇実録を揃えてみたいなと思う。

  • ちさと さん

    2014年9月に一斉公開された12000項からなる「昭和天皇実録」を既出の史料と照らし合わせ、国の主権者/象徴であった昭和天皇と付随する歴史、国が描く天皇像を検証する4人のおじいちゃん達(1人おじちゃん)の鼎談です。めちゃくちゃおもしろかった。熱河作戦・南方作戦動員の件を通して統帥権が本当の意味では行使できてなかったことが明らかになったり、反戦からやむなしとなっていく天皇の心の推移がよく分かる。真珠湾攻撃の日に映画「トラトラトラ!」をご覧になっていたという小ネタもあり、なんとも。

  • James Hayashi さん

    積ん読であったが、小林よしのり氏の「昭和天皇論」を読んだのでわかりやすい。15年以来宮内庁から出版され続けられている「昭和天皇実録」全61巻を論壇されている。天皇の名を借り、命令でなく志願制で特攻隊員となった青年たちの死は指揮官の責任逃れ。戦後直ぐに始まった自虐史観の教育など、along 天皇も見えたが、肝心の天皇はもっと読みこなしていかなければなるまい。

  • たかぴ さん

    実際の「昭和天皇実録」は読んでいない。ただこの本を読むことによって昭和天皇の苦悩が分かった。天皇陛下は何故に正しい判断を持ち合わせていたのか。誰がどのような教育を施したのか。天皇陛下のような考え方が出来る教えを全国民にも教育できれば、もしかすると太平洋戦争も起こらなかったのではと。象徴としての昭和天皇しか実際には知らない自分としては日本を背負った天皇陛下を見ることが出来ました。戦争後の平和な時代に生まれたことを改めて幸せに思います。ありがとうございました。

  • おくてつ さん

    「昭和天皇実録」が発刊されるということで、昭和に生まれた者として、気になるなとは思ったものの、19巻もの大冊を予約注文なんてできないよなと思ってたら、1巻が出された頃に一緒に本屋に並んでいたこの本を購入。 1年強、積読になっていましたが、平成今上天皇陛下の退位が話題となり、昭和を語る上で欠かせない真珠湾攻撃から75年となる12月8日に読了。 「昭和史」や「日本のいちばん長い日」の半藤一利が、保阪正康と一緒に政治学者や歴史学者とともに、「実録」に描かれている昭和天皇について語る。 幼少期の素顔も興味深い。

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人物・団体紹介

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半藤一利

1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史

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