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「前衛」写真の精神 なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄

千葉市美術館

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865411690
ISBN 10 : 4865411690
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

目次 : 第1章 1930‐40年代 瀧口修造と阿部展也 前衛写真の台頭と衰退(はじまりのアジェ/ 阿部展也、美術作品を撮る/ 『フォトタイムス』における阿部展也の写真表現/ 「前衛写真協会」誕生とその時代、その周辺―「前衛写真座談会」をきっかけに)/ 第2章 1950‐70年代 大辻清司 前衛写真の復活と転調(大辻清司、阿部展也の演出を撮る/ 大辻清司の存在論のありか―「APN」前後の動向を手がかりとして/ 『文房四宝』―モノとスナップのはざまで/ 私(わたくし)の解体―「なんでもない写真」)/ 第3章 1960‐80年代 牛腸茂雄 前衛写真のゆくえ(桑沢デザイン研究所にて/ 日常を撮ること/ 『SELF AND OTHERS』(1977)/ 紙上に浮かび上がるかたち 牛腸茂雄と瀧口修造/ 『見慣れた街の中で』(1981))

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 歩毛男

    過去のある時点で”前衛だった”写真。その思考の軌跡を読み解くことの興味はともかくとして、現在という時代から見る写真達は、グロテスクな作家の自意識が残るのみに思えて、やや無残である(シュールレアリズムのオートマティズムをその手法として利用しているというのは、大いなる皮肉としか言いようがない) その中でやはり牛腸茂雄の写真は別格である。写真である以上、写された物はその時代背景から自由にはなれず、魅力の一部はノスタルジーに拠っているとは思われるもののそれだけではない事は確か。

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