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ISBN 10 : 440903099X
Content Description
新しい唯物論、思弁的実在論、オブジェクト指向存在論などの新しい現代思想をはじめ、21世紀のバズワードとなった人新世をめぐる議論、あるいはメディア論におけるプラットフォームへの着目、人文社会学における情動論など、今日、人文諸学の基礎理論の周りには、「物質」、「テクノロジー」、「情動」といった言葉がはげしく飛び交っている。世界的規模で爆発的に展開している、その潮流はどこから来たのか。そして、どこへ向かうのか。各分野をまたいで繰り広げられる、濃密な議論の応酬。建築、美術、哲学、映画研究、フェミニズム、メディア論、社会学など第一線の研究者20名による、8本の討議が浮かび上がらせる、最前線の知の光景。
目次 : 序 表象からものへ、ものから表象へ/ 1 ものをめぐる新しい思考(新しい唯物論の可能性とその限界―兆候としてのモノ/ 人新世とフェミニズム)/ 2 ポストメディア、ポストヒューマン(メディアテクノロジーと権力―ギャロウェイ『プロトコル』をめぐって/ ポストメディウム理論と映像の現在/ リダンダンシー・ハビトゥス・偶然性―ポストヒューマニズムの余白に/ 映画をめぐる新しい思考のために)/ 3 「日本」をめぐって(日本哲学のポジショニング/ 日本社会をいかに語るか―来るべきカルチュラル・スタディーズ)
【著者紹介】
北野圭介 : 1963年生まれ。立命館大学映像学部教授。映画・映像理論、社会理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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