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はじめての森田療法 講談社現代新書

北西憲二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062883856
ISBN 10 : 4062883856
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

悩むことは、自然なこと。「あるがまま」で生きていく。日本由来の心理療法を、名医が分かりやすく解説。誰でもできる最新の治療法で、心がすーっと楽になる。

目次 : 第1章 森田療法の確立と展開(森田正馬の人生と森田療法/ 戦後の危機とその転換)/ 第2章 キーワードで知る森田療法のエッセンス/ 第3章 治療はどのように行われるのか(治療のスタート/ 初回面接―話を聞き、そこから問題点と解決法を示す/ 治療前期―変化を引き起こすこと/ 治療中期から後期―行き詰まりとその乗り越え/ 治療の終了へ/ 治ることについて)

【著者紹介】
北西憲二 : 1970年東京慈恵会医科大学卒業。1972年スイスバーゼル大学・うつ病研究部門に留学。1979年から1995年まで東京慈恵会医科大学附属第三病院で森田療法の実践と研究に従事。その後成増厚生病院、日本女子大学教授を経て、現在森田療法研究所所長・北西クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • harass

    この新書シリーズの岩井『森田療法』(1986)を以前読んだことがあったが、最近この療法の興味から、この本(2016)を手に取る。主に神経症の治療として森田正馬が生み出した療法の歴史や基本概念や治療の実際例などを紹介。時代に合わなくなった部分を改良した療法を指導しているという。「できないこと」「できること」を見極めるなどは、アドラー心理学などに通じる部分があるようだ。マインドフルネスにも触れている。古い療法では、入院必須だったが、今では外来が主で、患者とメールでのやりとりさえもするという。良書。

  • ハイポ

    ◎あきらめ、ひらきなおり、ただやる■理想の自己像を捨て、現実の自己をあきらめて受容する。理想の自己像とは、「かくあるべし」「かくあらねばならない」と思い込んだ自己像。理想の自己が肥大すると、現実の自己とのギャップに苦しむ。そうした人には理想の自己の縮小と現実の自己の拡大が必要。「できないこと」をあきらめて受け入れ、「できること」に取り組む。気分や欲望などは自分の意志でどうにかなるものではないため、感じるがままに受容し、それにとらわれず目の前のできること、やりたいと思うことをやる。

  • あかいろ

    悩みや苦しみを、解決しようとするのではなく受け入れる。 それは諦めではなく、辛い、悲しいなど負の感情が起きてしまうことは仕方のないことであるとあるがままの自分を許すこと。 人生、思いがけないことが起きて行き詰まることもありますが、悩みの根本をどうにかしようと躍起になって余計に自分を苦しめてしまう前に、この本を思い出したい。

  • じーにあす

    森田療法の12のキーワードは、とても分かりやすく、読み返したくなる。不安や恐怖、怒りなどの不快な感情は、抗えば大きくなるので、頭で考えずに過ぎ去るのを待つ。できる事とできない事を分けて考える。こうあるべき、という考え方を捨てて、外からの刺激を自然と捕らえ、受け入れる。理想の自己と現実の自己を協調させ、より良い方向に持っていく。苦楽共存、苦があるから楽がある。安定を捨て、無常を受け入れる。これが自分なんだと受け入れて、諦めて、それを踏まえつつ人生を歩む事が大事なのだと思った。経験は大切。悩む事も人生なのだ!

  • きくらげ

    恐怖は避け得ないもの、また欲望もなくせないものなのであるがままでいきましょう。人生悩みがあって当然だ、そういう生活があってもいいじゃないか。苦しみに対する分析的アプローチではなくて総合的なアプローチの方が動きやすくなるように思える。

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