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実況中継・社会学 等価機能主義から学ぶ社会分析

Akihiro Kitada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641174443
ISBN 10 : 464117444X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

誰でもお手軽に社会批評を嗜む時代に、社会学はいかにして専門知としての矜持を持ち続けられるのか?当代きっての理論社会学者が東京大学でおこなった授業をもとにまとめた、講義形式で身につける社会学の「規準」。

目次 : 1 社会学はなんでもありなのか?/ 2 社会学の「下ごしらえ」/ 3 等価機能主義の理論と方法1―因果的説明と機能的説明/ 4 等価機能主義の理論と方法2―等価機能主義のプログラム/ 5 「他でありえた」可能性と「スパンドレルのパングロス風パラダイム」/ 6 中間考察・等価機能主義の方法規準―なんの比較か?/ 7 等価機能主義の/からの問題1―社会理論の飽和と社会問題の社会学/ 8 等価機能主義の/からの問題2―民間社会学としての「社会解体論」/ 9 等価機能主義を実践する―メディア論とフィールドワーク/ 10 復習編―次のステップに進むために

【著者紹介】
北田暁大 : 東京大学大学院情報学環教授。1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、同大助手、筑波大学社会学系講師、東京大学社会情報研究所助教授、同大学大学院情報学環准教授等を経て現職。博士(社会情報学)。専門は理論社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひばりん

    良い本。独学の初心者にはテクニカルだが、特に準拠問題の解説が詳細で、中級者や卒論対策には薦められる/「巨大理論より中範囲の理論」という近年のトレンドに乗りつつ機能分析を推奨する内容だが、戦後アメリカというのは、日本の財閥を解体し、半島を分割し、都市再開発で地区ごと社会問題を片づけるような巨大政策をやっていたわけで、そうしたダイナミズムの中でアメリカ社会学史やパーソンズ学派の巨大性を理解する懐の深さが欲しいところではある。AGILは十分条件でなく必要条件である意味も深めてほしい。とはいえ、良い本だろう。

  • ぷほは

    「実況」というマスメディアを想起させるようなタイトルなのに、いきなり「コメンテータ社会学」との差異から始まるのが既に面白い。各章の課題も機能主義の3公準を批判するために「肩揉みはセクハラではなくコミュニケーションの潤滑油」と言い張るオッサンが登場したりして爆笑。最後は中範囲の理論が本書の「中継」的側面、つまり研究の最前線に立ちつつ学生・院生にその魅力を伝える(しかも過度な香具師的ふるまいや論破系言論との区別を顕在化させながら)構成になっているのだから、とんでもない本だ。あと300回通読しないと理解できん。

  • takao

    ふむ

  • かとたか

    タイトルが大学受験生の参考書のようだが、実際は大学院生にちょうどよい参考書。なかなか明言されない社会学のアイデンティティを、北田暁大節で示してくれる。とても参考になったし、何度か再読したい。

  • pankashi

    脚注が授業中の雑談のようで面白かった。

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