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ISBN 10 : 4491017719
Content Description
「事実認定問題」をめぐって改正少年法に大きな影響を与えた「山形マット死事件」。なぜ、誰もが納得できるような「真実」へと到達できなかったのか。社会構築主義を駆使して、当事者たち(警察、マスコミ、裁判所、容疑少年、被害者遺族など)が、この事件にどのようにかかわっていったのかを多角的に検証しつつ、少年犯罪のとらえ方について新たな視角を提案する。
目次 : 第1章 社会的事実とは何か―構築されるものとしての事実/ 第2章 「ナレーター」としての新聞報道―客観報道はどのように成立しているのか/ 第3章 「犯罪事実」の制作―供述調書のテクスト分析/ 第4章 「当事者」の社会的構築―「当事者」カテゴリーの変動とそのリアリティ/ 第5章 少年犯罪と社会構築主義―少年犯罪の何が問題か
【著者紹介】
北沢毅 : 1953年茨城県生まれ。1978年東京大学教育学部卒業。1984年筑波大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。現在、立教大学文学部教授。専攻領域は教育社会学、逸脱行動論
片桐隆嗣 : 1959年山形県生まれ。1983年千葉大学教育学部卒業。1992年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。現在、東北芸術工科大学教養部助教授。専攻領域は教育社会学、教育問題研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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