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天鬼越 蓮丈那智フィールドファイル 5 角川文庫

北森鴻

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041140826
ISBN 10 : 404114082X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる‥‥」と。2人は、かつて訪れた小村に思いを馳せる。5年前、鬼の面をつけ、家々を練り歩く神事の最中に起きた殺人事件。メールに誘われるようにふたたび向かった村では、ある女性が待ち受けていた(「鬼無里」)。美しい海に面する、宮崎県の小さな村。古来の儀礼にのっとった荘厳な祭祀の最中、隔離された小舟で起きた殺人事件の驚くべき真相とは(「補堕落」)。テレビ出演したばかりの那智の研究室に届いた1通の手紙。どうやらテレビを見て連絡をしてきたらしい。それは、在野の民俗学研究者からの「天鬼年代記」についての調査依頼だった――北森鴻氏がテレビドラマ第2弾用に書き下ろし、お蔵入りとなっていたプロットを基に書かれた表題作など6篇。


【著者紹介】
北森鴻 : 1961年山口県生まれ。95年に『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年短編連作『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2010年1月逝去

浅野里沙子 : 東京都生まれ。2009年、書き下ろし時代小説『六道捌きの龍 闇の仕置人 無頼控』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぶんぶん

    【図書館】やっぱり良い、北森鴻の世界だ。 その雰囲気のまま行こうと考えるが、ちょっと違う。 作者が違うので違って当たり前なのだが、あの粘着質を求めてしまう。 とにもかくにも、人の文体を真似るのは難しい、尚且つその上、ミステリーを構築するというアクロバチックな創りをしているのだから・・・まあ、浅野里沙子さんに、ご苦労様と言いたい。 蓮杖那智もこれで最後か楽しませて貰った。 

  • マッちゃま

    時間潰しで立ち寄った書店で本書を見つけた時、帯の「異端の民俗学者 蓮丈那智が挑む最後の事件。心震える堂々のフィナーレ」その文句に惹かれてしまった。そうだ、出たんだ。ちゃんとお別れしてなかったよね…で購入。作品を読み終えて心は震えなかったけど、あとがき を読んで心が震えました。本書の感想は「ねぇ、これでおしまいなの?」です。まだ続きが読みたい。ツッコミたいトコだって無い訳じゃないけれど続きが読みたいから続けてほしい。前作から10年ですか。10年後、いや もうちょい早くで良いから書いてくれないでしょうかねぇ〜

  • ソラ

    【読了】D 中編集で6編のうち4編が後を引き継いだ浅野氏の作品。言われてみなければ別人が書いたとは思えないレベルでオリジナルに寄せてる印象。

  • 九曜紋

    6篇の短篇を収録。うち2篇は北森鴻の手によるもの。表題作「天鬼越」は北森亡き後、北森の残したプロットを元に、公私共にパートナーであった浅野里沙子が完成させたもの。あとの3篇は浅野のオリジナル。少なくとも私には北森作品と浅野作品に内容の優劣は感じ取ることはできない。まるで北森の魂魄が乗り移ったかのような浅野の筆力には感嘆するしかない。蓮丈那智とその周りを固める内藤三國ら登場人物に感情移入してしまったがゆえに、「これが最終作」という事実を受け入れなければならないのが正直辛い。

  • まいさん

    蓮杖那智シリーズ最終巻。6つの短編と北森鴻が書いた「天鬼越」のドラマ用プロットが収録されている。最終巻とは残念だが、異端の民俗学者・蓮杖那智に再び会えたことに感謝。

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