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シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち 近代の観劇と読書

北村紗衣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560096000
ISBN 10 : 4560096007
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

追っかけから始まる、シェイクスピア女子の歴史。女性たちはいかにシェイクスピアを受容し、その正典化に影響を与えてきたか。フォリオへの書き込みが物語るもの、批評や研究、ファンの一大イベントなど、十八世紀までの観客や作家、宮廷人などの関わりを見る。

目次 : 序論―わたしたちが存在していた証拠を探して/ 第1部 十七世紀における劇場、読書、女性(十七世紀イングランドの観劇/ 読み書きする女性たち)/ 第2部 王政復古期の女性とシェイクスピア(王政復古演劇と女性/ 王政復古期の女性作家たち)/ 第3部 十八世紀の女性たちとシェイクスピア・ジュビリー(読書する女性たち/ 十八世紀の女性観客たち)

【著者紹介】
北村紗衣 : 武蔵大学人文学部英語英米文化学科准教授。専門はシェイクスピア、フェミニスト批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    面白かったです。シェイクスピアが好きなので興味深く読みました。論文とのことですが、読みにくさは感じません。女性学の視点から語られているからかもしれません。改めて手元にあるシェイクスピア作品を読み返そうと思いました。

  • 優希

    再読です。論文なので完全に理解したとは言えませんが、シェイクスピアを女性の目線で語っているのが興味深いですね。自分なりの楽しみ方でこれからもシェイクスピアを読みたいと思います。

  • jamko

    〈本著が追いかけたいのは、カンバーバッチを見ようとバービカンに詰め掛けた女性たちの歴史だ。〉著者は大英図書館に通い詰め、17〜18世紀の刊本への書き込みなどの資料から女性ファンたちがシェイクスピア正典化にどのように貢献したかを当時の女性たちが置かれた立場も踏まえながら追う。本書はもちろんシェイクスピアのファンについての本だが、けしてシェイクスピアだけには止まらず、作品を楽しむだけのファンの存在を「芸術の普及と保存に果たしている役割は計り知れない」と力強く肯定する。→

  • Moeko Matsuda

    これはすごい一冊だ。横文字が苦手な私なので固有名詞はほぼ一切頭に入って来なかったが(ごめんなさい)、とにかくこの調査力がすごい。司馬遼太郎も真っ青な徹底調査、一体どうやって…!?と思っていたら、謝辞を読んで納得。これは著者北村紗衣氏が英国で提出した博士論文が元になっているそう。ここまで情熱的にシェイクスピアを楽しんだ女性たちの痕跡を追い求めた情熱が凄い。文献一覧のボリュームも凄い。結びの「文芸の歴史は偉大な批評家や芸術家だけが作るものではなく、名もない人々の楽しみでできている」という一文に、深く感動した。

  • timeturner

    これまでにない視点と資料の料理法がとても一般読者フレンドリーでとっつきやすい。ミーハーな人はかなり共感しながら読めるはず。大事な本に書き込みを入れ、それを大事な人に譲る。本と人がそういう関係だった時代には、あふれる本に囲まれる現代とは違う幸せがあったんだろうなあと少し羨ましく思う。

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