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情報と国家 憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点

北村滋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120054624
ISBN 10 : 4120054624
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
北村滋 ,  

Content Description

我が国の情報機関や安全保障機構が抱える弱点と課題とは何か。警察官僚から官邸官僚へ。内閣情報官を経て、安倍晋三総理肝いりで創設した国家安全保障局(NSS)のトップを務め、9年半もの長きにわたり歴代政権の官邸舞台回しを担った著者が、我が国のインテリジェンスが抱える課題を多角的視点から論ずる。緊張が高まる米中対立の狭間で我が国が生き残る鍵、そして、経済安全保障の要諦は何か。それは正鵠を射たインテリジェンスに他ならない。

目次 : 1章 情報と国家(ポスト・コロナのインテリジェンスの在り方/ 経済安全保障の視座 ほか)/ 2章 我が国の情報機関の歴史的考察(最近の「情報機関」をめぐる議論の動向について/ 外事警察史素描)/ 3章 フランスの情報機構(フランス国家警察情報部門(RG)/ フランスにおけるカルト教団問題の概要 ほか)/ 4章 警察組織の変遷(中央省庁等改革と警察組織/ 警察法における「管理」の概念に関する覚書 ほか)/ 5章 情報と行政(いわゆる犯行再現ビデオについて/ 犯行再現ビデオ補論―判例評釈「いわゆる犯行再現ビデオ」(東京高裁昭和六二年五月一九日判決) ほか)

【著者紹介】
北村滋 : 1956年12月27日生まれ。東京都出身。私立開成高校、東京大学法学部を経て、1980年4月警察庁に入庁。1983年6月フランス国立行政学院(ENA)に留学。1989年3月警視庁本富士警察署長、1992年2月在フランス大使館一等書記官、1997年7月長官官房総務課企画官、2002年8月徳島県警察本部長、2004年4月警備局警備課長、2004年8月警備局外事情報部外事課長、2006年9月内閣総理大臣秘書官(第1次安倍内閣)、2009年4月兵庫県警察本部長、2010年4月警備局外事情報部長、2011年10月長官官房総括審議官。2011年12月野田内閣で内閣情報官に就任。第2次・第3次・第4次安倍内閣で留任。特定秘密保護法の策定・施行。内閣情報官としての在任期間は7年8ヶ月で歴代最長。2019年9月第4次安倍内閣の改造に合わせて国家安全保障局長・内閣特別顧問に就任。同局経済班を発足させ、経済安全保障政策を推進。2020年9月菅内閣において留任。2020年12月米国政府から、国防総省特別功労章(Department of Defense Medal for Distinguished Public Service)を受章。2021年7月退官。現在、北村エコノミックセキュリティ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 乱読家 護る会支持!

    日本のインテリジェンスのトップとして、国家安全保障局長として、長年務めていただいた著者。 そして、僕が支持している「日本の尊厳と国益を護る会」代表の青山繁晴参議院議員の長年の盟友でもある。 内容は、日本の情報機関の歴史、フランスの情報機構、警察組織の変遷など。 将来、インテリジェンスもしくは警察組織で働きたい方には基礎知識となるのでしょうが、素人の僕らが読み込むには、かなりきつい本ですね(汗)

  • Tomonori Yonezawa

    【県立図書館】2021.10.1第3版▼全5章516頁、標題、🇯🇵情報機関の歴史、🇫🇷情報機構、警察組織の変遷、情報と行政▼さぁ!気合い入れて読むぞ…、アレ?なんか違う…▼著者の説明は省く。1章以外は著者がこれまで(警察学論集など)専門誌みたいなのに載せた論文をまとめたもので、章ごとにテーマが全然違い、何を語りたい本かボヤけてる。▼1章最後、「〜まるで個人商店のよう〜恒常性を持つ組織にする〜これからの課題」そこをもっと膨らまして語って欲しかった。期待外れが正直なところかな。

  • Ted

    '21年9月刊。✕野田政権から国家安全保障局長を務めた警察官僚である著者の退官記念本。書名と同じ第1章を除いて著者の古い論稿の寄せ集めなので章ごとの関連は全くなく、かつ如何にも官僚が書きそうな無味乾燥な文章なので面白味は微塵もない。資料としては価値があるかも知れないが一般書としては厳しい内容。ただ、安全保障は何も軍事に限ったことではなく、今や高度な科学技術と不可分の関係になっている以上、民間を含めた日本の技術を中国のような掻払いからいかに守るか、について考察した第1章の「経済安全保障の視座」は面白かった。

  •  

    タイトルと内容の乖離が甚だしく、如何にも公務員の書く文章で読みづらい。この2点において印象が悪い。前NSC局長だなどと帯で煽る割に、インテリジェンスに関連した内容は5章中の1, 2章のみ。この売り方を考えた人間の神経を疑わずにはいられない。また著者の過去の寄稿の寄せ集めであり、各章に通づるものがない。公務員はよく、過去どのように議論・明文化され、どの法律に基づき、どのような分掌で、誰が行うかを気にするが、そんなものは村の事情であり、我々からしたら重箱の隅である。法律の解説書と言われたほうがまだ納得がいく。

  • Kolon

    北村滋氏のインタビュー部分とフランスのカルト教団問題に関しては興味深く読めたが、残りの政府組織や警察組織論に関しては、当方の専門性が足りない事もあり、余り食が進まなかった。

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