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白洲次郎占領を背負った男 下 講談社文庫

Yasutoshi Kita

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062762601
ISBN 10 : 4062762609
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan

Product Description

少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。

「北氏が描いたこの魅力ある人物の、大きな権力を相手に、臆せず果敢に闘う精神にこそ、学びたいものだ」――<櫻井よしこ・解説より>

Content Description

少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。

目次 : 巻き返し/ ケーディスとの最終決着/ 通商産業省創設/ 只見川電源開発/ 講和と独立/ そして日の丸は再び揚がった/ 素顔の白洲次郎/ 日本一格好いい男/ 葬式無用、戒名不用

【著者紹介】
北康利 : 昭和35年12月24日名古屋市生まれ、東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月末でみずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。現在、PHP総合研究所「次代を考える東京座会」メンバー、中央大学専門職大学院国際会計研究科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さぜん

    日本の復興のためGHQに抵抗した次郎。私利私欲などなくただただ己の義とプリンシプルを貫く姿は格好いい。通商産業省創設、電気事業の再編成と奔走し、講和条約締結のため暗躍する。歴史に「もし」があったなら、次郎がいなかったら今の日本はどうなっていたのか。彼を重用した吉田茂の存在も大きい。こんな政治家が現れることを願う。驚いたのは次郎の敵であったケーディスの不倫エピソード。これが発端で「昭和電工事件」があったり、まるでドラマのよう。次郎の評伝だけでなく激動の戦後昭和史も描かれ面白く読了。

  • mitei

    とにかくかっこ良かった。今の日本人にはこのような人がいるんだろうか?

  • ころこ

    白洲は吉田茂の下でGHQ民生局と渡り合い、通産省の創設に尽力して戦後復興の大きな力となった。徒党を組まない。地位に恋々としない。プライベートでは車やゴルフなど多彩で破天荒。独立不羈で自由奔放。葬式無用、戒名不用はむしろ時代が追い付いてきた。商業と平和主義的な方法で問題を解決するのは、どこか司馬遼太郎の描いた坂本竜馬と重なる。いや、むしろ司馬が竜馬を白洲のように描いたのではないかと思わせる。チョイ悪おやじの走りのような人気だけでなく、2度目の敗戦と言われたバブル崩壊からの金融危機の時期に流行ったのも頷ける。

  • Nissy

    この下巻はGHQとの手に汗握るような攻防や講和に至る経緯に白洲次郎がどう関わってきたかを克明に描写しています。白洲次郎がもしいなかったら、今の日本は違う姿になっていたかもしれません。気骨があってプリンシプルにこだわる人間の痛快なエピソードの数々は心に残りました。

  • saga

    【再読】上巻での憲法改正のエピソードの次に大きな山場が講和・独立に関することだ。吉田全権の講和受諾演説を日本語で行わせるくだりは緊張感が伝わる。次郎は墓場に持っていくべき闇にも触れていたが、彼の生き様に通る筋=プリンシプルがあったからこそ、表舞台でも縁の下でも力を発揮できたのだろうと思う。そして死に様「葬式無用、戒名不用」も憧れる。

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