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佐治敬三と開高健 最強のふたり 下 講談社+α文庫

Yasutoshi Kita

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062817318
ISBN 10 : 4062817314
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan

Content Description

真の経営者とはなにか。真の小説家とはなにか。そしてほんとうの友情とはなにか―開高はコピーライターとしての才能を花開かせ、在職中に芥川賞を受賞する。佐治が身を置いていたビジネスの世界は、経営者が生命を懸けた戦いの場だが、なかでも昭和三十六年(一九六一)のビール事業進出、ビールの巨人三社(キリン、サッポロ、アサヒ)による寡占への無謀な挑戦は、まさに「ビール戦争」と言っていいものであった。経営者の姿を自分に重ねあわせ、作家・開高も戦場に向かう。彼はアメリカが正義を旗印に介入した「ベトナム戦争」の渦中に身を投じるのだ―。

目次 : 第3章 寿屋宣伝部とトリスバーの時代“承前”(人生を観察することに専念/ 洋酒天国/ 幸運が引き寄せた芥川賞/ 「人間」らしくやりたいナ)/ 第4章 オールドショックと犬の生活(オールドでつかんだ世界一/ 『夏の闇』の“女”/ 「鮮烈な一言半句」はあるか/ 日本のメディチ家/ ザ・ウイスキー/ 水商売もまた国家なり)/ 第5章 悠々として急げ(モンゴルに見た夢/ 「毒蛇は急がず」と言うたやないか/ 南無、森羅万象/ 最後の大旦那)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ふう

    上に続き、下もほぼ一気読み。釣りするオッサンのイメージが強くて開高の作品のほとんどを読んでおらず、遅まきながらリストに加えた。若い頃角瓶を飲んでいた父はいつのまにかダルマを友として、そのうちに母も晩酌に加わって、たまにローヤルになったりもしたが、ダルマは長く我が家の大人の世界を象徴していた。今は家飲みでウイスキーって、少ないんじゃないだろうか。毎年の成人式の新聞広告も楽しかった。トリスから矢沢永吉や宇宙人ジョーンズに至るまで、生きる楽しさを明るくユーモラスに演出してくれたサントリーに感謝。

  • ろぶくん

    面白く読めた。社長と芥川賞作家社員の熱い物語。開高みたいな社員は今の会社組織には間違いなく入ってこないだろう。数は多くないが写真も素敵だった。

  • AU.Step

    佐治敬三と開高健。2人の関係性を示すに友情という生温い言葉では追いつかない。それだけに開高の最期を巡るゴタゴタは悲劇でしかなかったと思う。また開高の人間としての業の深さ。「惚れた女の、焼き場の骨を見たことがあるけぇ」この言葉を吐き出した彼の心情を慮るといたたまれなくなる。

  • ちゃあぼう

    二代目社長の佐治氏と社員の開高氏の行ったマーケティング戦略の紹介を二人の友情を絡めて描いたサントリー史。

  • 勝丸

    佐治さんより畏友と言われた開高さんですが、本書では交流部分のエピソードを楽しみにしていたが豊富とも言えず、それよりもそれぞれの人生をたどっている部分が主になっていました。それでも、昭和を駆け抜けた勢いを十分に感じました。

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